【猫に整体をしない理由】犬と猫の大きな違い

【猫に整体をしないわ理由】犬の整体師養成講座2021総括と展望

猫に整体をしないワケ。犬の整体師養成講座総括と展望

8年前、手力整体塾で『犬の整体師講座』が始まった頃には犬に整体施術をおこなう人も稀で、ましてや犬の整体を体系的にまとめた講座なぞ皆無でしたが、今やちょっとしたブームと言っても良い状況になっています。

整体施術だけにとどまらず、鍼灸、マッサージ、カイロプラティック、リンパマッサージ、ヒーリング、遠隔ナントカ、魔法、おまじない・・・e.t.c.人間の整体同様、魑魅魍魎が溢れ出してまさにブームの兆し。

流行れば流行っただけおかしな人が現れるのは世の常。
名医か、はたまた教祖様にでもなったかのように、名言・予言・診断をズバズバ公言している人がいるようですが、アソコが悪いとかココが悪いとかとか言うのは立派な獣医師法違反(関節がズレてる等も同様)。一般ユーザーの皆様も犯罪者の旗棒担がないようにお気をつけあそばせ。

対象が人だろうが犬だろうが、医師(獣医師)以外は医療じゃありません。
世間に認知されているもので整体師を例えるなら最も近いのはパーソナルトレーナー。目指すのは恒常性が機能する整った身体【整体・自然体】。悪いところを見つけたり治したりするのが目的じゃないのですよ。

猫に整体施術をしないわけ

流行れば流行るほど色んな人が現れるのは世の常なのでやっぱり『猫の整体』とか『馬の整体』とか色々現れるわけですが、何ができて何ができないのか、自分のおこなう施術は一体なんなのか、そこらへんがハッキリしていたら「猫に整体」なんて発想は出てこないと思うんですけどねぇ。

犬はイヌ科、猫はネコ科

イヌ科は4属、ネコ科は7属というのがスタンダードで、代表的なイヌ科はオオカミ・ジャッカル・コヨーテ・キツネ・タヌキなど。対するネコ科は、ライオン・トラ・ヒョウ・ジャガー・チータ・ピューマ・○○ネコ・○○キャットなどなど。

ハイエナがどちらにも見当たらずに探し回りましたが、イヌっぽく見えてジャコウネコから進化したとされるハイエナ科という独自路線でした。群れで狩りをしたり持久力があったりイヌっぽいんですけどね。

前腕の橈骨・尺骨からなる橈尺関節が機能していたり、鎖骨があったり(宙に浮いてるけど)、グーパーできたり、結果樹に登れたり、機能解剖的にイヌ科と違う点がネコ科には多々あります。

それらは全て環境に合わせて進化してきたもの。
どちらも変異が沢山いるので一概には言えないけれど、獲物が疲れ果てるまで群れで追い駆け回すイヌ科は走りに特化した持久力ある体を手に入れ、待ち伏せ型の狩りをするネコ科の多くは、柔軟性と瞬発力を手に入れた。どの動物も環境に合わせて必死な対応をして生き残ってきたのであります。

持久力がないので基本あまり動かないのがネコ。だから動かなくても別に具合が悪くなりませんけれど、持久的な体のイヌは動かないと具合が悪くなります。そこに施術の意義があるわけです。

施術は筋肉に反射を起こさせる間接的な【運動】です。
だからずっと狭いゲージで飼われている猫や、厩舎から出してもらえない馬などには整体施術の意義があるかもしれませんけれど、飼い犬以外の動物への施術は通常意義なしと思って間違いないでしょう。(怪我からの回復などは別です)
犬並みに持久力ある動物を室内で飼っている人、います?

人に触られるのが好きかどうかはとても重要

人に触られる事がそもそも好きじゃない動物には、整体をはじめとした手技療法は全く不向きです。人間だって触られるのが嫌いなら整体なんて受けないでしょ?無理して受けたって良いこと無いのは当たり前です。

犬ほど無条件に人を好きな動物はいません。人が喜ぶと犬も喜ぶ(喜んでいる様に見える)ほどです。

犬のための整体と言いつつも、結局は飼い主さんのためという側面があるのも事実。癒やされるのは結局人なのです。そこだけを重要視するなら猫の整体も馬の整体も意義があるかもしれませんけれど、対象自体の体にもきちんと変化が出せるのはやっぱり犬くらいなんじゃないかと思います。そもそも液体みたいな猫に施術したって変化が無いと思うんですがね。

犬の整体師養成講座2021総括と2022の展望

主宰者のそんな思いが多少なりとも伝わっているのか、講師の入院・手術という想定外な事態があったにもかかわらず【犬の整体師養成講座@手力整体塾】は2021年も大入り御礼!19名もの方が受講してくださいました。ありがとうございました。

開講8年で全国に散らばった同士は115名。更に加速させるべく、2022年は実技講習を関西でもはじめます。神奈川県まで来るのが大変で受講を諦めていた方、もう少しだけお待ち下さい。

初心忘るべからず。開講当時のブログをリンクしておきます。

人も犬ももっと自然に生きていれば施術なんか受けなくても良いと思いますが、圧倒的運動不足の人間と犬には今のところまだ意義があります。

きっと来年も順調と呼べるには程遠い感じでしょうけれど、出来ることを出来るように、やりたいことを正直にやって、自然に生きる凄さを体現していけたら幸いです。

犬の整体師養成講座

動きを診る手力整体だから可能になった物言わぬ犬への整体。

事実に基づく出来ることだけをただ実直に。

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書いている人

パンチ伊藤
あっとう言う間に整体師歴19年。現役で施術する傍ら小さな整体塾を主宰しています。当たり前な解剖生理と簡単な物理を繋いだわかりやすい身体の話が得意。釣り/山/島/音楽/映画/生きもの全般/が好き。2020年から自然農の畑をはじめました。

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