思うところあって、幾つかのキーワードでgoogleの検索ボリュームを久々にチェックしてみました。
整体とストレッチの検索ボリュームは2014年に逆転。以降ストレッチは着々と右肩上がり。対する整体は順調な右肩下がり。骨盤矯正は爆発すること無く10年で微増。
良く見ると『ストレッチ』が急激に跳ね上がっているところがあります。2011年。震災直後に一瞬落ち込んだのちに跳ね上がって、以降着々とボリュームを増やしているのです。
震災以降、畑をやるようになった人がワタクシのまわりだけでも数名いますが、それと同じように、政府がわざわざ第3の矢を放つまでもなく、健康も『自分でなんとかしよう』という人が、あの時から確実に増えているわけです。
(ちなみに御同業がワンクリック400円とかで広告入札している『整体 学校』なんてキーワードは、地を這うレベル。単位は不明ですがストレッチ80に対して1とかです。バカバカしいったらありゃしない)
こちらは2015年度の人気おケイコランキング。トップの座に君臨し続けていた英会話を押しのけて、ヨガ・ピラティスが初の1位を獲得。3位がフィットネスクラブ。これらが増え続ければ、一方的に受け身で施術を受ける人は減り続けると思われます。
整体は健康の概念『体育』。施術としておこなう手技は、ストレッチなどのセルフケアを的確に提案していく過程にある。整体に院なんて付けて医療を匂わせちゃったのがそもそもの間違いだと思うワタクシとしては、とっても良い変化だと捉えています。
整形外科や接骨院などと同じカテゴリで比較される整体の現状を、何とかしてヨガ・ピラティスなど同じ括りで認識して貰えるよう、地道な活動を続けていく所存でございます。
タイミング的にはスマートフォンの普及も、この結果に一役買っていると思います。
わざわざパソコンを立ちげること無く、いつでも気軽に検索ができる。ちょっと腰が気になる時に、直ぐにスマホで『腰痛 ストレッチ』など検索、動画を見ながら何とかなっちゃうわけです。その気さえあれば。
ちなみに、ワタクシもその手の動画をアップしております。なんと7年も前!膝痛ストレッチ編は28000回も再生してもらってます・・・・が、良い加減撮り直しましょうかね。
整体よりもストレッチをメインに
そんなわけで何が言いたいかというと、もう兎に角単純な整体じゃ食えんということです。更にぶっちゃけ、現状で『整体』を探している他力本願な人よりも、『ストレッチ』を探している前向きな人のほうが結果が伴ってやりがいがあるのです。
土曜日、レストアストレッチトライアルVol.0に参加してくださった50代男性も、施術ゼロ、まったく触らず、基本のストレッチ3種と締め直し3種で自然体へ近づくこの効果。上半身の力が抜けて下半身はしっかり。上々です。
インストラクターとして活躍するために必要なことを、テンコ盛り詰め込んでお届けする講座の後半戦。日曜は、新たに追加された締め直し数点の確認と、ストレッチをメインにした企画を考えるところまでおこないました。
結果だけを求める人より過程を楽しめる人を巻き込むのがキモ。結果の明示よりも過程(ストーリー)がイメージできるような提案を考えましょう。
一般名詞としてすっかり浸透し誰でも知っているストレッチですが、有用な実践法や自分の身体に必要なメニューを明確に知っている人はほとんど居ません。そこにチャンスが有ると思います。
視診・動診から適切なストレッチ指導が出来るレストアストレッチインストラクター。手力整体ならではの“当たり前”を繋いで、身体が変わることを明確に感じてもらえる面白い講座だと思います。4月スタートまで受講料据え置きです。