みなさん、新聞や雑誌は読みますか?
自分が読んでいるものは記事か広告か判断して読んでいますか?
近頃あまり聞かなくなった「ステマ」という言葉。これ決して無くなったわけではなく今でも沢山あります。新聞など半分は広告で1/4はステマ。読み物として読める記事はちょっとしかありません。(ステマ=ステルスマーケティング)

どんなに立派なことが書いてあってもステマは広告。紙面や時間を高額で買っている広告主はメディアにとって読者や視聴者よりもずっと大切な存在です。
めったやたらと褒めるのは当たり前。事の真理があやふやでも(記事じゃないから)裏取りもせずに掲載します。それを記事か広告か判断できない人がまことしやかに拡散してしまう。最強の広告『口コミ』を悪用するのがステマの目的。あぁ恐ろしい。

ユーチューバーも売れっ子になると、企業から広告依頼が来るそうです。大金掴まされたらそりゃ褒めます。自腹切ってない人の言うことは信じられません。

妄想の暴走を手助けしたり犯罪の片棒を担いだりしないように、記事か広告か、しっかり見分ける目を持ちたいもんです。

そんなわけで、取材と称した広告掲載の話や出版詐欺まがいのお誘いは数あれど、純粋な取材依頼など一介の整体師には早々来ないのが現実です。“普通”にやっていたらメディアから依頼が来ることはまぁ一生無いでしょう。

んが、一介の整体師でもやり方によっては純粋な取材対象になることは可能というお話です。

対象が少なければ目立てる

2017年9月、日本の総人口は1億2667万人。
同じく17年、15歳以上の「釣り」行動者数は887万2千人。(総務省)
こちら↓は11年、「楽器演奏の行動者数」。

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平成23年社会生活基本調査(総務省統計)

『日本の楽器人口は5~6%』という記載もあちこちで見かけますが、総務省統計だともう少し多そうですね。楽器別内訳はわかりませんけど、釣りする人よりギター弾けるける人の方が多いような気がします。

とにかく、1億2000万人相手に目立つのは至難の技だけれど、1000万人くらいが対象なら頭ひとつ分くらい飛び出るのは案外簡単。

確実に成功するための方法は知らない。しかし、確実に失敗する方法なら知っている。それは、すべての人に好かれようとすることだ。

これ、哲学者プラトンの言葉。
1億2000万人に好かれようとしたら埋もれる、つまり失敗する。極一部の人にでも好かれたなら少なくとも失敗はない。
参考までに、ワタクシが先日お世話になった伊豆大島のゲストハウス『もりおの家』のウェブサイトを御覧ください。凄すぎるでしょ?誰にも好かれようとしてない(笑)。

「腰痛肩コリおまかせ下さい○○整体院」なんてところにはもう枠が無いけれど、自分の好きなこと得意なことをしたミックスしたら入り込める隙間はまだ沢山あります。

一介の整体師のワタクシでも何の広告費も掛けずプレスレリースも出さず、釣りの本とかスカパーとかに出させていただけた。で、今回はかのヤングギターさんからオファーをいただきました。

youngguitar

ジャパンヘビメタ全盛期に青春を謳歌していた者にとってバイブルとも言えるギター雑誌。喜んで協力させて頂きました。錚々たる先生方を差し置いてのカラーページ掲載に驚きましたが、そもそもこの特集は担当の編集さんがこのページ↓を見たのがきっかけみたいなので、敬意を評してくれたのかもしれない。ありがとうございます。

若い頃食い入るように読んでいた雑誌に載れるなんて幸せです。ヤングギターはなんと50周年!おめでとうございます!

プロ相手に失礼かもしれませんけど、とりとめなく喋ったことが専門知識を持たないはずの人の手でわかりやすい文章になるのが不思議で仕方ない。いやぁプロって凄い。プロのライターさんとか編集さんの文章力には感動すら覚えます。この人達が『売りたいモノ』を見つけたら何でも売れちゃうんじゃないでしょうか。

狙うわけじゃなく当たり前に自然に。誰しもそのままで“ニッチ”なはずですからね。
『整体 学校』とか狙ったキーワードでは全然上がらなくても『ギター 肘』とか『釣り 背中の痛み』とかでは楽々検索上位獲得(笑)。狙わず気張らず、やれる事をやりたいようにやるだけで、勝手に隙間へ入り込めるわけです。

先日卒業されたこの方は、犬と整体と英語をミクスチャー。

手力整体師認定201710

好きなことだけやって楽しんで下さい。ご本人の体験談はこちら>>>

さてアナタなら、どんな雑誌に載りますか?

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