新しいことに挑戦し、如何にやり続けるか。根性論だけでは済まないモチベーションと神経伝達物質のはなしです。
いつでも確実に釣れる釣りに釣りの楽しさはありません。
釣れるかどうかわからないから釣りは楽しいのです。
『釣つれた』という報酬を予測している最中に、脳内の報酬系と呼ばれる神経系に、ドーパミンやエンドルフィン(違いはイマイチ分かりません。すみません)など神経伝達物質が分泌されることで、モチベーションアップ・多幸感・痛みの消失などなど、ポジティブな作用が起ります。実際に魚が釣れた時はさらに多量の“脳内麻薬”が出るわけですが、『報酬を予測した時』にも分泌されるから、新しい釣具を買い、めんどくさい事も乗り越えて釣りに行けるのです。
報酬予測から実際の報酬まで時間が空きすぎると、報酬を得たときの物質分泌量が少なくなる傾向があるようです。『面白そう!』とワクワクしてドーパミンが出たらすぐさま報酬へ向けて動き出し、小さな報酬を積み重ねていくのが良いように思います。
報酬へ向けて乗り越える壁が高ければ高いほど、辿り着いた時に放出される脳内麻薬が多いことも想像が付きますが、時間が掛かりすぎては駄目。ここでもバランス感覚はやっぱり大事。
パッケージツアーの旅行もそれなりに楽しいかもしれませんが障害が無さ過ぎる。めんどうでも自分であれこれ手配した旅行の方がより楽しい。楽と楽しいは別。楽な方を選んでいたら楽しさは半減していきます。
手取り足取り、あれもこれも用意周到、安心安全に配慮して育ててきた子供達が草食化しているのも頷けます。ドーパミンやエンドルフィンが出せないんでしょうな。彼らは。
今月の4日間集中講座中2日は、茨城で開業した卒業生も交えてのウェブサイト作成。
手力整体塾ではただの雛形でクローンみたいなサイト作る事はしません。自分を中心とした軸を固めて世界にひとつだけの整体院のサイトを作ります。徹底的に楽しい事だけを考えて軸を固める。世間体とか整体院っぽさなど考える必要はなし。色んな整体院のサイトを見ても迷うだけ。比較など意味がありませんから、どうせ見るなら映画でも見ていた方が良いです。
前回のマーケティング&マインド講座以降モヤッとしていた受講生諸君の顔が、この2日で大分晴れてきました。良かったよかった。後はボキャブラリーの問題。伝えたい事をどんな言葉で伝えるかです。
ひとりひとりと真剣と向きあって脳みそフル回転の2日間、お疲れ様でした。伊藤も正直ヘトヘトです。んが、『自分らしく突き抜けたらこんなにも生きやすい』という境地に辿り着けるまでトコトンお付き合いします。小さな整体学校だからこそね。
ちなみに、連続する障害を乗り越えて小さな報酬を得るのにウェブサイト作成は持ってこい。業者に頼んだらもったいないと思います。(サプリメント頼みのダイエット、整体院頼みの身体メンテナンスももったいないね)自ら可能性を閉じないようにしたいものです。めんどくさいは楽しい!
ちなみにちなみに、脳内麻薬は肉体的ストレスでも放出されます。ランナーズハイと呼ばれる状態がそれです。ヤル気が無いから動けないんじゃなくて、動かないとヤル気が出ないんですな。