偶数月に行なっている手力整体塾のトリガーポイント専科。
今月は『結果を出せるリラクゼーション』を目指していらっしゃるアロマセラピストさんが、遠く千葉県から参加してくださいました。
不肖伊藤が駆け出しの頃『オレは治療系だから』などとのたまい、痛がらせても平然としていました(ごめんなさい)。トリガーポイント大半はとても痛いので、今でも少々我慢してもらうことはありますが、痛キモ(気持ち悪いじゃないよ)レベルを超えないよう注意を測っております。痛みを取るにしろ姿勢やO脚を矯正するにしろ“気持ち良い”はとても大切。施術が気持ち悪かったり痛すぎたりしては、受けるのが嫌になりますからね。
“気持ち良い”施術がしっかり出来ているリラクゼーション系のセラピストさんが、筋肉の基本的な生理をベースにしたトリガーポイント探査をマスターして、対象別のTPを的確に捉えることができたなら、ただの整体師はタジタジしてしまうかもしれません。
オープンセミナーとして開催しているトリガーポイント専科ですが、問題点も浮上してきました。関節の動作名や関連する筋肉など頭に入っていないと、2日間でマスターするのはちょっと大変だと思います。今回の方は最初からリピートを視野に入れていらしたので部位を絞って講座をすすめ、次回参加の時に復習と残りの部分もお伝えできたらという形になりました。(とても熱心な方なので助かりました。早速結果報告と相談のメールが届いています。ありがとうございます。感想もいただきましたので近日公開させていただきます。)
遠方だとリピートも大変だと思いますので、これから受講しようという方は、予め主要な関節の動作名とメインの関連筋を確認しておいていただきたいと思います。
『TPをほどく⇒ストレッチする⇒締めなおす』生理を知れば三位一体が再発防止のカギだと気付くはず。その為にはそれなりの知識と時間がやっぱり必要だと思います。来られる人は何度でも歓迎しますけれど、隔月開催なのでそこもまた申し訳ない気持ちでいます。どうもすみません。
肩こりさんの肩を揉むなら孫でも出来る。それじゃぁ驚きも面白みもありません。
予想外の事が起きると人は案外簡単に変わります。生活習慣病ともいえる慢性の痛みから解放されるには、お客さん・患者さんご本人が変わる必要がある。予想を裏切る驚きある施術でその気にさせましょう。お客さんと一緒に、身体の不思議を楽しんで下さい。