O脚・骨盤矯正セミナーと銘打っているレストアストレッチのセルフプログラムを楽しみながらやっていたら、下半身に力が入って安定感が出てきた。何が起っているのか?・・・・という質問が出て起きている変化を整理しました。これについてはきっと質問をしてくれたご本人がまとめてくれると信じて、もうひとつのネタで実際に検証もしてみた『噛み合わせと股関節』について。
極当たり前な解剖・生理を繋ぐ事ですっきり説明する事を喜びとしているので、摩訶不思議な施術はなるべく行なわない主義ですが、どうしても説明の付かないものもいくつかあります。噛み合わせと股関節をはじめとする身体の関係もそのひとつ。噛み合わせや噛み癖、食いしばりが頚肩周りに影響して全身へ波及していくのは当たり前に納得できるのですが、頚肩をすっとばして股関節に影響が出ている場合はどうにも説明が付きません。
しかも腸腰筋と胸鎖乳突筋は対側で連関する事が多いのに対して、噛み合わせと股関節は同側で連関する場合が多くてモヤモヤは募るばかり。モヤモヤしている事をお伝えするのは失礼だと思うので授業で語ることは控えていましたが、長年噛み合わせで悩んでいる塾生がいらっしゃるのでそうも言ってられず『何故かはわからないけれど』と前置きをしてから、股関節と咀嚼筋(主に側頭筋)の相互関係を検証してみました。楽しんでいただけましたでしょうか。
ひとつ明確に言える事は『誰でも本気出す時は食いしばる』という事。奥歯を力強く噛めないと力が出ない。これは皆さん実感できると思います。しっかり噛むと頭が固定されるので他の部分に反射的な作用生じるようです。ポカンと口を開けたままだと弱々しくアホっぽく見えますが、見えるだけじゃなく事実力が入らない脱力状態だと言うことです。脱力した方が上手くいくことも多々あるので、これもやっぱりどちらが良いという話しでは無く使い分けが肝心です。(唇は閉じてた方が良いよ!)
90過ぎて頭も身体もシャキっとしているのはやっぱり自分の歯でしっかり噛める人が多いです。芸能人じゃなくても歯は命。食べれなきゃ死んじゃいますからね。
まだまだ研究の余地はありますが、噛み合わせが股関節に影響するということは当然股関節が噛み合せに影響するという事でもあります。どっちが起因が分からなくなるので両方いっぺんはいじらない方が良いように思います。
遊びにきてくれた卒業生が股関節の抵抗運動を指南中。仕事にしていなくてもパフォーマンスを維持できていて安心しました。