手力整体塾でマスターして欲しいのは、他人の身体に触るというデリケートな行為をスマートにおこなう心構えと所作であったり、痛みを取る技であったり、一生続く勉強の仕方であったりと多岐にわたりますが、中でも力を入れているところは、【考え方】。隠れたコリ(犬の場合は症状を訴えないので隠れませんが)の探し方です。

姿勢や動作から隠れたコリ、トリガーポイント予想してからでないと、他人の身体に触ることは出来ません。

  • なぜ其処へ触っているか
  • なぜその触り方か

明確な理由が無ければ、セクハラだなんだと言われても仕方がないのです。コリを探してただ闇雲に触るのも、手順だからというのも触る理由にはならない事を肝に据えましょう。

マテ貝を探す、魚を探す

先日、随分と久しぶりに潮干狩りへ行ってきました。と言っても、誰でも簡単に取れてしまうアサリは無視。狙いはあくまでマテ貝です。

5、6年前までは毎年のように行っていましたが、ちょっと流行ってしまったせいかほとんど居なくなってしまい(お客さんを誘って行った時も2匹しか捕獲出来ず、自然の厳しさだけ味わってもらいました)、そろそろ復活したかなぁと淡い期待を込めての再開。

面白いことに、沢山取れていた頃でも取れない人は取れなかったのがマテ貝。大まかな場所だけ教えてチャレンジした数組はもれなくアサリだけ取って撃沈していました。
最大の理由は、掃いて捨てるほど居るアサリに目移りしてしまうことだと思いますが、掘っても掘ってもマテ貝の穴を見付けられないようなのです。(で、早々に諦めてアサリでお茶お濁すという)

さて今回。マテ貝はもとより潮干狩り初体験の友人を誘ってのチャレンジだったのですが、結果は20対1。アサリに浮気すること無く掘り続けていたにも関わらず大差がついてしまいました。

別にワタクシが意地悪しているわけではありません。初体験だから取ってもらいたいのは言わずもがな。なんだけれど、大量発生している時でもない限り闇雲に掘っても見つからないわけです。

探すという事の本質

1匹取るまでは諦めなかった我が友、流石!

なぜそこを掘るか。
一面見渡して、他よりも少し盛り上がっているとか、反対に凹んでいるとか、マテ貝の貝殻が沢山落ちているとか、アサリが少なめとか・・・・居るかどうかは掘ってみなければわからないけれども、掘り始める前に『なぜそこか?』は考えた方がずっと楽しくなります。正解かどうかはさておいて、理由があるところで結果が出れば、次も似たようなところを探せば良いし、結果が出なかったら似たようなところは選択から外せば良い。そうやって“次に繋がる”から楽しくなるわけです。

釣りもまったく一緒。傍から見たら何も考えずにボケっと糸を垂らしているように見える釣り人ですが、頭の中は結構フル回転しています。余計なことは考えず魚に成りきって集中している一種の瞑想状態。それが釣り。

マテ貝は横方向(二次元)だけで探せますが、魚は浅層・深層と縦方向まで三次元で考えなきゃならず、しかもルアーときたら星の数ほど選択肢があるものだから、余程沢山魚がひしめき合っているところでなければ、餌とは似ても似つかない木やプラスティックや鉄の破片で魚を騙して釣るのは、ほとんど天文学的な確率のワザなのです(はい、ちょっと大袈裟です)。

2008年。まだ沢山いた頃に撮ったマテ貝取りの動画。

マテ貝2010

2010年。旧Ajitoにて。この頃はまだ大きいのが沢山取れました。

隠れた本当のコリ(トリガーポイント)探し

4日集中講座の日曜日は久しぶりになったトリガーポイント講座でした。
患者さんが痛みを訴えるところは、偏った負担を強いられているところであって悪いところではありません。動きの悪いところ、怠けている筋肉に本当のコリ、トリガーポイントが隠れています。使えていないので慢性的な症状として感じられることは稀。整体師・セラピストが探しださないと、いつまでも隠れたまま悪さをすることになります。いつの世も本当の悪は隠れたとこでコソコソやるんですな。(都議会の内田ナニガシみたいに)

隠れたコリトリガーポイントを探す

珍しく現役生が全員揃い・・・そうだったトリガーポイント講座。まずトリガー発生筋に目星をつけてから、実際に触って“ポイント”を捉える練習中。筋肉の絵が頭に入っていないと難しいぞ。

話題のポケモンGO!探すという行為の本質は?

さて話題のポケモンGO。リリースされるまでどんなものかまるっきり知りませんでしたが、『実際に歩き回ってポケモンをゲットしていく』という何とも楽しそうな内容を知って早速プレイしてみました。

ポケモンが近くなるとヴァイブレーションとともに画面に現れてしまうので、探すという行為の本質は残念ながらあまり感じませんでした。んが!海には海の、山には山のポケモンがいるらしいし、アイテムを補充できるポケストップと呼ばれるランドマークがそこかしこにあったりと、楽しく歩けてしまう仕掛けが満載。(ランドマークは実際にその場所やモニメントの写真が載っていて驚く!)
冷暖房のもと引きこもってやっていたゲームというものに、衝撃的な革命ですよこりゃ。詳しくは分かりませんが、とにかく歩きまわってポケモンやアイテムを手に入れ、更に歩いて成長させていくようなので、政府が放つ第三の矢よりも余程強力に国民の健康に貢献しそうな気がします。

周囲の状況にはくれぐれも気を配って、安全にルールを守って欲しいのは山々ですがこのゲーム凄いよ!『ポケモン探し!ハイキング』とか色んな企画も便乗できますな。当のワタクシは直ぐに飽きそうですがww。
ちなみに、湘南台Ajito周辺はネズミとハトばっかりです!

ポケモンGO

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書いている人

パンチ伊藤
あっとう言う間に整体師歴19年。現役で施術する傍ら小さな整体塾を主宰しています。当たり前な解剖生理と簡単な物理を繋いだわかりやすい身体の話が得意。釣り/山/島/音楽/映画/生きもの/が好き。2020年から自然農の畑やってます。

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