3月ですね。鳥獣虫魚、人間も動き出す春です。
久しぶりに立ち寄った書店で衝動的に手にした一冊にちょっと感動したのでシェアしたいと思います。

『里山資本主義』

そのタイトルだけ見て購入し、勝手にイメージしたものと少々違う読みはじめに一瞬戸惑いましたが、すぐに引きこまれワクワクしながら読破しました。

  • もうすぐ丸3年になろうとしているあの震災以降、霞が掛かって見えそうで見えなかったもの。
  • 昨年暮れにネパールで感じた胸温まる懐かしさ。
  • 整体をやっている自分、教えている自分。

靄が晴れてすーっと見渡せ、色んなものが繋がる感じをこの本は与えてくれました。

ファッションでも音楽でも10~30年のサイクルで流行り廃りが繰り返されるわけですが、戦後からまったく変わっていないのがGDPに代表される『マネー資本主義』。
だけれどこの20年給料は給料は増えず、生活費は嵩むばかり。
つまりもうお金でお金を生む事はとっくに限界だった。

更に『お金があっても買えない』という状況が襲ってきた。
皆さんも震災の後身にしみたと思います。

本来生きるために必要なのは、水と食べ物と燃料。
お金ではないんですよね。

整体に興味を持ってくれる方々は、何となくそんな事に気づいた人が多いように思います。

  • 幾ばくかのお金を整体で稼ぎ、後は自分で何とかする。
  • 巡り巡る持続可能な暮らしを構築する。

あの日から続く不安や不信を解消するにはそれが1番なのかもしれません。

『懐かしい未来』
そんな言葉がとても印象に残った一冊でした。

里山資本主義 里山資本主義 日本経済は「安心の原理」で動く

あ、ちなみにちょっとだけ読み方を変えるとこの本は自己の啓発にも一役買ってくれます。やっぱり色んなものの本質はひとつです。

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