大雪の日本から脱出して、微笑みの国タイランドへ行ってました。
たった5、6時間飛行に乗ったら、玉の汗が吹き出す30℃オーバーの世界。急速な発展と昔ながらの文化が入り乱れて今が一番面白いタイミングかもしれません、タイ。

発展著しいタイランドで気付いたこと
パヤタイ
あちこちで巨大な国鉄駅建設中
線路わきのバラック

高層タワーや巨大な国鉄駅の建設ラッシュなど、日本が辿った道と似たような一面もなくはありませんが、トゥクトゥクやソンテウが所狭しと走り回り毎晩屋台で埋め尽くされる街、バンコク。インバウンドなどと叫びつつ一向に受け皿が整わない東京や横浜の国際化なんてちゃんちゃらおかしい程のカオス振り。

バンコクを疾走するトゥクトゥク
バックパッカーの聖地カオサン

ちょっと南に下がってビーチリゾートへ行けば、引退した西洋人と団体の中国人が砂浜を埋め尽くしております。江の島や鎌倉で外国人が増えたなんてのと桁違い。

Koh larn

自国の魅力はどこにあるのか

建物や道路、インフラなど、モノの充実こそ発展とばかり投資し続けてきた日本はすっかり頭打ち。92年以降経済成長率が2%を超えたのはたったの5回しかない。しかも成長しているのは極一部でしょう。
対して彼の国は、世界経済の波に揉まれつつも平均3%ほどの成長を毎年繰り返している様子(経済成長率の推移。タイと日本)。発展中ゆえの成長ではあるけれど、そんな発展中の国の都市でほとんどすべての人が既に英語を話せるわけで、モノが充実した後もきっと成長し続けるのじゃないかしらと思えてしまうのであります。

モノじゃなく人

タイでは小学校1年から英語教育が始まり、中学では英語以外の授業も英語で行われるんだそうです。田舎ではまるっきり英語がわからない人もいましたけど、バンコクではホテルはもちろん屋台でもタクシーでもトゥクトゥクさえも英語だけで不自由しませんでした(ワタクシの英語が拙すぎてアチラの方は不自由したでしょうがw)。

バンコクは世界有数の渋滞都市です。夕方ともなれば場所によって100m進むのに15分くらいかかります。そんな中、左右から車が出たり入ったり雑然と車線変更が事故もなく行われます。しかもクラクションが全く鳴らないのです。これには本当に驚いた。電車もちょっと混んでたらサラッと見過ごす。タイ人の余裕スゲー。
『バンコクのタクシーはチップをはずんでも遠いところは嫌がる』というのも有名な話。とにかく、時間に追われつまらないことにカリカリしている我々とは随分と違うのです。

モノがあふれても人は満足しないし気持ちの余裕も生まれないんだなぁとつくづく思った次第。
(7回ほどタクシーに乗りましたが運ちゃんみんな驚くほど良い人!)

今回はバンコクでの4泊とラン島での2泊、自分史上最高ランクのホテルに泊まって実に気持ちのいい環境と対応に感動すら覚えましたが、最後の1泊を現地で適当に選んだらこれが大外れ。だけどここでも考えたのです。

良いホテルは綺麗で設備も良いしスタッフの対応も素晴らしくて泊り客も品が良い。
イマイチなホテルは設備もイマイチで掃除も行き届いてなくてスタッフも要領を得ず泊り客も品が無い。

正のサイクルもあって負のサイクルもある。流れに乗るだけじゃ自分まで負になる。サイクルは循環していてどこが始まりか決まっているわけじゃないので自分から漕ぎ出すのが確実な解決策。そんなわけで、最後のホテルもちゃんと片付けて出てきましたとも。

気持ちの余裕や豊かさはモノやお金の量じゃなく働き方や生き方から

いまや日本は世界中から『安い国』と思われています。(ワタクシが尊敬してフォローしている旅人美容師さんのブログをシェア)

『安い国』から脱却するにはひとりひとりが働き方・生き方を変えるしかない。何も変えなかったら世界中の製品を生産するだけの工場になるかもしれない。開発者は皆国外へ行ってしまい、安い人件費の単純作業しか仕事がなくなるかもしれない。

今からでも遅くはない。循環する流れを変えるのは何処からでも良いのだから、気持ちの余裕や豊かさを自分の心がけや行いで手に入れることはできるのです。流れから漕ぎ出しましょう。1歩踏み出すお手伝いは手力整体塾でできます!

幸せそうなタイの犬たち

人にもまして幸せそうに見えたのがタイの犬たちです。

タイの犬たち

道路の真ん中や線路で寝ている犬がいる。市場にも至るところに犬がいる。吠えることもなければ餌をねだることもなく実にのびのびと自由に暮らしている。もし自分が犬ならタイに産まれたいと思わずにはいられない光景がそこにはありました。

犬の整体師養成講座なんぞ開催しておいてなんですが・・・・人は人、犬は犬、あなたはあなた、私は私。個を区別して尊重するそんな観点がもう少しあった方が、日本も微笑みの国に近づけるんじゃないでしょうかね。

最後にタイランド魚コレクション!

タイランド魚コレクション

気まぐれ更新を見逃さないようフォローする