整体師はただのひとです。

女性だろうが男性だろうが他人の身体に突然触ったらトラブルになります。混雑する通りや満員電車で肩や背中が触るのはOKでも手で触れるのはNG。冤罪を避けたかったら万歳しておくのが良いそうです。

各種セラピストが身体に触るのは当たり前です。んが、当たり前だからってどう触っても良いというものでありません。部位的な問題はもちろんのこと、必要な部位だろうと許されるさわり方と許されないさわり方というのがあります。

男性整体師が女性にさわる時だけの話ではありません。男性同士だって嫌なものはいやだし、女性が男性に触る時だってさわり方によってはトラブルを生みます。嫌がられない・変な気にさせない。そいう“手”を作る事がスタートであり、ある意味ゴールかもしれません。

とにかく必要以上の力を抜く事。オレが、私が、というエゴを捨てる事。
整体師はただの人。私達がおこなうのは手当てであって治療ではありません。そっと寄り添う事。絹で包んでふわっと導く事。金魚すくいの様にね。

患者さん・お客さんは金魚では無いので、実際は挨拶の3秒で勝負が決まってしまいます。最初の3秒でコケたら触らせてもらう事さえ出来ないと思いましょう。他人の身体に触るのはそれくらいデリケートな事だと肝に銘じてください。
そんな心構えと安全対策をお伝えするスタート講座。前後して入塾してくださった方3名様一斉に。

スタート講座

こんな形で車座になって、先輩塾生が肝心な補足を入れたり質疑応答したりしながら頑張ってくれました。新入生が入ればすぐ先輩。後輩に繋げられるようにしっかり復習をしておいてください。

後半は、O脚骨盤矯正専科『レストアストレッチ』はじめての夜間開催でした。

O脚・骨盤矯正レストアストレッチ

トリガーポイント専科に引き続き受講してくださった方もいて、狭い教室は文字通り足の踏み場もない状態。
セラピストたるや先ずは自分の身体をしっかり知ること。知ったら変えること。どうするとどうなるか実感しておくこと。

セルフケアと施術はイコールで繋がっている必要があります。第3者が触れずに問題を解決できればそれに越した事はないのです。どんなに“良い手”が出来たとしても触ればさわっただけ相手の身体に負担が掛かる。さわらなければ事故もセクハラもありませんしね。
当たり前な仕組みを使った一瞬で身体を変えるテクニックも、『安心と信頼』を得るため上手に使って欲しいと思います。兎にも角にもたっぷりストレッチして皆さん良く眠れたことでしょう。

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