いわゆる筋肉整体の手力整体では『筋肉は縮む事しか出来ない』という基本生理を全ての軸としています。1度短縮した筋はひとりで勝手に伸びることが出来ません。
上腕
上腕二頭筋を短縮させて肘を曲げたら、上腕三頭筋を短縮させて肘を伸ばさない限り上二筋は伸びません。
縮んだまま放置された筋肉ではいつしか筋繊維が絡まりだします。これが症状を出さない隠れたコリになる。
慢性的な症状の多くは引き伸ばさせている方に生じます。ずっと伸びていた筋を急に縮めた時や、既に短縮している方を更に縮めようさせようと力を入れれば痙攣(つる・急性痛)を起こします。

筋肉は必ずセットで存在しています。全ての筋肉の長さが100%の時は全ての関節が動いていないゼロ度の時、解剖学的基本姿位というのが文字通り基本になります。力を抜いて直立した時にゼロ度で立てれば、肉体的には痛みから遠ざかるのです。

重力が無ければ問題ない

短縮させた筋が放置されて“ゼロ度”から離れた時、支点と重心の関係にズレが生じます。結果重力による“曲げモーメント”が生じる。力任せな矯正の効果が続かない理由がここにあります。自ら重心を操れなければあっというまに歪みは再発するのです。

支点と重心と痛みの関係

おもいっきりデフォルメした、痛みと歪みと重心のイメージ画像。症状を感じている部位をほぐすのは論外。歪みだけ力任せに整えても無駄だし、本当のコリを上手くほどけたとしてもそれだけでは不十分な事もわかると思います。
ほどく・ストレッチする・締めなおす・重心を感じて動く。そこまでやって極限まで再発を防ぐ事ができると手力整体では考えます。

重力があるから重心がある。身体全体の重心もあればパーツごとの重心もある。重心がズレた時支点には曲げモーメントが生まれ、重心が戻らない限り歪みは加速していきます。

O脚・骨盤矯正も目指すところは同じ

肩こり・腰痛・膝痛など痛みの取り再発を防ぐ施術をする事。O脚・X脚・骨盤を矯正すること。痩せやすい体質を作ること。全ては自然体への回帰です。目安はゼロ度。

  • ゼロ度なら支点と重心は重なる。曲げモーメントは発生せず歪みも生じません。
  • ゼロ度からなら400といわれる骨格筋全てを使える。同じ動作でも代謝量が多くなります。
  • ゼロから重心を操れば効率の良い梃子が使える。筋トレ不要でパワフルになります。

O脚・骨盤矯正専科と銘打っておこなってきたセミナーですが、本質を重視する手力整体塾としてはやっぱり腑に落ちないところがあるので再編する事にしました。わざわざ特別なことをしているわけではないですからね。
自然体への回帰『レストアストレッチインストラクター養成講座』。施術抜き、セルフケアだけで自然体へ近づける知恵と指導法、インストラクターに必要なマインドを習得してもらう講座を目指そうと思います。

近頃は肩こり・腰痛くらいはストレッチ方を検索して自分でどうにかしてしまう人が増えてきましたし、O脚、骨盤矯正でさえ自分でできそうだと思う人も増えているんじゃないでしょうか。
ほとんど全ての人が知っているにもかかわらず、個別に的確なストレッチを指導できる人はあまり居ませんから需要はとってもあるように思います。

再編までしばしお待ちを。

骨盤矯正レストアストレッチ

 

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