今年から始まったひたすら基本手技の練習に費やす日。
生理解剖や理論は置いといて、手順を覚え整体師としての身体を作る事に集中します。
効果的でかつ疲れず、心地の良いけどしっかり芯に効く。そんな施術をするためには、丹田を中心とした重心を自在に操ることが非常に重要です。
整体施術ではけして体重をかけるようなことはありません。安全面からもしてはいけないと思います。体重を掛けると受けては“重い”とか“痛い”と感じます。それは事故の元。筋肉を壊して揉み返しにもなりますし、お年寄りなら肋骨や胸骨を折ります。“重い・痛い”と“効く”とはまるで違うのです。
手の先頭の先からつま先までをひとつの物体としてしっかり繋げること。重心をコントロールしてひとつの物体を動かす事。
癖のある身体の使い方を長年続けていると、これが中々難しい。知らず知らずナンバみたいな身体の使い方になっている人は結構いるものです。ナンバだと二軸なので重心が分散してテコが生かせません。
ためしに四つんばいで歩いてもらったら面白い事がわかりました。側対歩になっちゃうんだな、やっぱり。前進も後退も、お馬さんの常歩(なみあし)や速歩(はやあし)のように四肢が動くのが理想だと思います。
久しぶりにガッツリ施術を受けて、夕方からは毎年恒例『望年会という名の新年会』。
歴代の卒業生や非常勤講師をしていた時の教え子さんも集まって、近況報告と今年の豊富を好き勝手ぶっちゃます。
3連休とあって欠席者も多かったですが総勢18名。卒業生はみんなそれぞれ何やかんややっているところが素晴らしい。近々開業も2名。みんな良い顔してる!(それにしても女性が多くて賑やかなこと・・・恐るべし女性パワー)
各種方面で経験と実績を積んだ卒業生を講師に迎えて、手力整体塾の新しいカリキュラムが始まるかもしれません。楽しみです。