身体でも考え方でも、『変わりたい』とか『変えたい』と思っている人は多いように思います。
現状に妥協せず向上心を持つのは良い事だと思いますが、『変わりたいのに変われない』という状況が悪いストレスに成らない様に注意して欲しいと思います。
過去さえも出会いで変わる
「○○君ちは○○君ち。ウチはウチ!」
子供の頃、友達が持っているという理由でアレコレ欲しがっても買ってもらえなかった事を、何故かつい先日突然鮮明に思い出しました。
「ウチはウチ」そう言われ、あまり裕福ではない事を悟ってきた折り、人生初の転機ともいえる出会いが訪れます。
彼はまわりの子達と明らかに違っていた。違う事をまるで気にしていなかった。それどころか独自の価値観、独自のセンスで楽しむ事に長けていた。
とにかく遊びの天才。小4にして既に0から1を生み出す事が出来るアーティスト・芸術家だった。彼にはゲームも超合金もいらない(欲しかったらしいけど)。
そんな彼に出会ったことがきっかけでいつしか『人と違うのはカッコいい』という価値観が生まれてきた。まわりをキョロキョロせず我が道を行けるようになったというのかな。といってもボクは0から1を生めるアーティストでは無いので、彼をお手本に。
「ウチはウチ」。
場合によっては、マネー至上主義の卑屈な少年に成り下がっていたかもしれない親の言葉の意味が、彼に出会った事で方向を変えて現在に至っていると気付いた次第です。お陰でオリジナルな人生を楽しんでおります。
芸術家の彼と昨年33年振りに再会を果たしたからでしょうかね、さらに色んな記憶が蘇ってくるかも。
受け取る感受性と反応する柔軟性
その後も数々の出会いがあって、お手本にできるカッコイイ人達に恵まれてきたわけです。感謝。
整体との出会いも、はじめて受けた施術が師匠のものでなかったら、きっとボクは整体師になっていないし、その後のセミナーなどでの出会いも無ければ多分ここまで続いていません。
極一部の天才以外0から1を生むことは出来ないので、ボクを含めた大半の人は出会いに反応できるかどうかに掛かっていると思うのです。
頑固はもったいない。
伊藤も相当頑固だけれど、素直に『凄い!』と思える人は結構沢山いるし、そんな人達の言う事なす事には案外機敏に反応します。我を張ったって良い事ないもの。
別に人との出会いだけじゃなく、本でも映画でも音楽でも場所でも出会いはいくらでもある。何を受け取ったのか確認してみましょう。確認をしても上手く反応できないようなら、入力をどんどん変えて良いと思います。
『今が最高!』負け惜しみや思い込みでなく腹の底からそう言えれば、過去の酷い体験だってありがたくなるかもしれません。
変わりたいのに変われない。いわゆる慢性痛に悩む患者さんは変化下手な人が多いのです。変わり方をマスターして、反応させられる整体師に成ってゆきたいものですね。
ついでに書いておきますが「ウチはウチ!」と言っていた両親は子供の前でお金の話は一切しませんでした。お陰でビンボー時代もお金への不安は不思議なくらいありませんでした。ありがたや。