怒涛の正月休みを終えたお母さん塾生達が教室に戻ってきました。お疲れ様です。皆さん一様に『やっと終わった』と仰っていて、お母さんってのは本当にエライなぁとつくづく感心。旦那様の事、お子さんの事、たっぷり聴かせていただきました。
何のシガラミもないワタクシなどグチすらほとんど湧きませんが、見方を変えたらグチが言えるってのも幸せなことだと思いますよ。言わなくなったら色々危ないね(笑)。
皆さんとってもお疲れの様子でしたが、痛みは出ていなかったようなで一安心。整体を勉強したおかげで身体の使い方が確実に変わってきているようです。
せっかくだから『もっと気持ち良く疲れるにはどうしたら良いか』考えてみると面白いかもしせませんね。(良い疲れと悪い疲れ)
整体など各種療法で身体が軽くなる3つの理由
整体などの療法を受けて部分的に身体が軽くなる、つまりパワフルになる感覚を味わったことがあると思いますが、果たして何がどうなってそうなるのか考えたことはあるでしょうか。
ただ単に軽くするだけならとっても簡単。
足先・手の先から心臓の方へ向かう求心性で擦ったり揉んだりすれば軽くなります。腕や足の体液が胴に近くなるんだから当たり前です。
ただコレだとパワーアップはしていませんし、一時的に体液(細胞外の間質液)が移動しているだけなのですぐに元へ戻ります。ナンチャラマッサージで足が細くなるのもこのパターンです。
単に軽くなるだけではなく、パワーが上がって軽く感じるのが理想です。
トンデモ系でも特別なテクニックでもなく、極基本的にな解剖生理、筋肉の性質と身体の仕組みが理解できていれば難しい事じゃありません。
筋トレ無しで身体がパワフルになるメカニズム
その1:使える筋肉の種類が増える
同じ動作を単体の筋でおこなうのと複数の筋でおこなうのとでは当然複数のほうがパワフルです。
その2:筋肉を長めで使う
筋肉は縮まれば縮まるほど力を発揮できなくなります。縮まれる限度がありますからね。
その3:連動
関節は梃子の原理で動いています。いくつかの関節を連動させるとより強力な梃子を起こすことが出来ます。さらに『その1:使える筋肉の種類が増える』『その2:筋肉を長めで使う』もある程度オマケで付いてきます。
筋トレしたわけでもないのにパワーアップして軽くなる生理は以上の3つしかありません。本質はいつも一番簡単です。
ちなみに、連動させつつ沢山の筋肉を長めで効率良く使うということは、運動効率が高いと言う事でもあります。だからちょっと余計に疲れます。んが、疲れたほうが痛みは出にくのです(痛みと疲れの微妙な関係)。
運動効率が上がるんだから、皆さんが大好きなダイエット効果も当然付いてきます。疲れないでダイエットしようなんて思うから詐欺に引っかかるのであります。
そんな身体の使い方で施術をおこなうのが手力整体。ちょっと疲れるけれど身体を壊さず、施術している側にも色んなオマケが付いくるお得な整体でございます。
今度どこかで施術を受けて軽くなったら「わ~かるいっ!」と喜ぶだけじゃなく、すかさず「何が起きたんですか?」と質問をぶつけてみてください。トンチンカンな事言っているようじゃ、たまたまウマくいっただけだけかもしれません。
筋トレして筋力を上げなくても、身体の使い方を変えて運動効率を上げ事実上のパワーアップをすることは可能です。っていうかそれをするのが整体。結果的に痛みにくい身体が手に入るのであります。