ウンコくらいなもんだ。

手力整体塾の授業はいわゆる学校のそれと違い、疑問を解消する時間にして欲しいと思っています。前回の授業をまとめ・復習してみて、納得できなかったところや綺麗に整理できなかったところなど、疑問質問を持って授業に挑んで欲しいのです。

このブログや卒業生の体験談を遡ってもらえばわかると思いますが、『大人しく座っていても何も出ない』授業のスタイルは随分前から定着しています。さらに近頃では、頂いた疑問を少しアレンジして“質問返し”する事が多くなりました。出来る限り塾生の口から答えを引き出したいのです。

勉強の根幹を成す『分類と比較』や『基本手技の基』などの“作業”は一方的に教えますが、答えを教えることはまずありません。ま、答えなんて無いに等しい。○+△=10。記号の意味がわかっていれば数限りなくある答えを自分で導き出せます。トリガーポイント専科とうたっているオープンセミナーのテキストは筋肉の名称がひとつも載っていないという天邪鬼ぶりです。

今月の4日集中講座が終わりました。新入生の方々は質問疑問もとても多くて大変ありがたいです。寝具について、寝違えの意外な原因、自転車の運動効果、動作別に筋をまとめて気づいたこと・・・・などなど。そんな時の授業は『じゃあしばらく右を向いていましょう』とか『自転車をこいでみましょう』とか『ちょっとそこの階段上り下りしてきて』とかになります。

ジッと座り込んでウンウン唸って出てくるのはウンコくらい。気づきや閃きの大半は身体を動かしている時に降ってくると思います。いつでも自由に使える自分の身体は最高の教材です。どんな時どうなっているのかしっかり感じましょう。

『気付く・感じる⇒比較⇒ベーシックな言葉に変換』この一連が出来れば答えはテキストの中にあります。

動作の比較

伊藤の動きをじっくり見てもらった後に塾生の動きと比較中。今年は更に教えないスタイルを磨いていきます。よろしく!

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書いている人

パンチ伊藤
あっとう言う間に整体師歴19年。現役で施術する傍ら小さな整体塾を主宰しています。当たり前な解剖生理と簡単な物理を繋いだわかりやすい身体の話が得意。釣り/山/島/音楽/映画/生きもの/が好き。2020年から自然農の畑やってます。

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