手力整体塾@からだ応援団のパンチ伊藤です。
ストレッチしようが筋トレしようが記憶を書き換えないと姿勢は良くなりませんよーというお話です。

姿勢は記憶が作る

例えば昔ながらの農作業を毎日繰り返していたなら、脊椎の生理的湾曲は消失し前屈みに特化した体の状態が記憶されます。上体を支える起立筋~腿裏にかけて緊張を解けなくなるのはもちろん、程度によっては下部胸椎が圧迫骨折までおこして前屈みしやすい体へ変化します。

例えば片脚に寄り掛かるような立ち方を繰り返していると、重心(丹田)の位置や筋肉の長短が記憶されます。

骨の長さを測りもせずに短下肢などと言われた場合はまさにこんな状態。骨盤矯正と称する手技を受けたところで意味ないことは明白です。

例えば尾骨仙骨を接地させて座っている時間が長いと、その辺りが「一番下」と記憶されます。結果、立った際にも尾骨仙骨を一番下にしたくなるわけです。

姿勢は筋肉じゃなく記憶が作る。記憶をしっかりと上書きしない限りストレッチしようが筋トレしようが無駄なのであります。

幼児は物理で立つ・座る

記憶がまっさらな幼児は物理に従って姿勢を維持します。筋肉もまだサラなので3つの丹田を重ねて実に美しい姿勢で立つ・座る。姿勢を直すのに筋トレが不要な理由はコレだけで十分でしょう。

実は本題はここから。
2歳になって間もないお子さんを持つお母さんの相談がこのブログのきっかけなのです。

お高いベビーカーで記憶される姿勢

「ウチの子お腹出して立つのー!」
てっきりキューピーちゃんの様にお尻をぷりんとした姿勢でお腹が出ているのと思いましたが、驚いたことにこんな↓感じでお腹を突き出していました。

動き回っている時は全く気にならないけれど立つとこうなちゃう。座っても・・・

あらまぁって感じ。お母さんはベビーカーを疑っていました。

お高いベビーカほど背もたれが寝ている傾向にあるらしく、『仙骨が下』を記憶に書き込まれてしまったようです。

大人の場合は、立ち方にしろ座り方にしろ自分の意志で変えられるので好きにしたら良いと思いますが(腰痛ぶり返すと文句言わないでね)、自分の意志じゃない子どもはとても不憫です。

親の見栄とかエゴとかでVIP席みたいなベビーカーに載せられたり、小洒落たスリングで横抱きされたりして、急成長している筋骨格と脳に強制的な記憶を書き込まれたのに、10歳を超えたあたりから「姿勢よくしない」とか言われてしまうのは理不尽だと思います。

腰痛や肩こりの低年齢化は大人が招いているのかもしれませんね。

子どもの姿勢はそもそも100点満点。良かれと思って余計なことをせずにしっかり観察しましょう。【まっさらな人】がどうやって体を使っているのか、何を感じどう表現するのか、勉強させてもらうことが沢山ありますよ!

記憶の上書きが姿勢を変える

立つ・座る。静止している時の姿勢は【支点と重心を重ねる】に限ります。

1Gという重力がかかっている以上、支点と重心がズレていたら静止できません。重力に動かされているものをわざわざ筋力で止めているから痛みが出るという事実を忘れずに、間違いを指摘してくれる痛みに感謝しましょう。

筋力を鍛えて物理に歯向かっても無駄。胴体の一番下は坐骨と恥骨の間だと認識を改めつつ、バランスボールなどと戯れてインプットを繰り返し、支点と重心の記憶をしつこく上書きしましょう。

トランポリンなども効果的です。

バイアスのかかった大人の意見で子どもの記憶を歪めないように、せめて中学生くらいまでは野っぱらで放し飼いにして欲しいと願います。よく食べよく動きよく眠る子どもは手本です。子どものふり見て我がふり直しましょうね。

対処法・解消法ではなく身体の原理原則を学びましょう。100倍役に立ちます!

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