万物共通普遍の真理である物理と身体の構造を合わせて見た時、おんぶの有用性は明々白々。
妊娠中に腰痛を発症したママさんはもちろんのこと、妊娠中の姿勢をリセットしたい(骨盤を矯正したい?)ママさんにも“おんぶ”をオススメしております。んがっ、出来損ないのワタクシには子供が居りませんので子育て経験もありません。つまり説得力ほぼゼロ。
だもんで、4人のお子さんをおんぶで育て、自ら“へこリング”を開発作成してしまった“ひねもすおんぶ”の志村有希子さんに、これ以上無い説得力でおんぶを語ってもらい、サラシをはじめとする身の回りのもので、安全に簡単に、ママも赤ちゃんも身体に偏りを起こさないおんぶの仕方を伝授してもらおうとワークショップを開催した次第です。
告知不足、力不足で2名+αの参加者さんでしたが、これはやっぱり、しっかり伝え・広めなきゃならんなぁと改めて思うに相応しいものでした。
気持ちよさそうでしょ?赤ちゃんの身体にもお母さんの身体にも物理的に無理がない。兎に角それが一番。
更に、赤ちゃんの股関節に無理がない。出来上がった商品ではなく、サラシという一枚の布だから、高くおぶったりより密着させたり様々なバリエーションも可能なのです。素晴らしい!
抱っこはママのエゴ?
このワークショップを開催するにあたり、ママさん塾生が色んなご意見を集めてくれました。ありがとう。
- おんぶの仕方がわからない
- すでにエ◯ゴがあるから
- かっこ悪い
- 見ていたい
抱っこしている理由はおおよそこんな感じ。意外なことに、赤ちゃんのために抱っこを選択しているママはいらっしゃらないのですなぁ。可愛く見えるのと赤ちゃんを見ていたいというのはママの為(エゴ)ですが、それ以外はママのためでもないのです。おんぶなら、赤ちゃんのためにもママのためにも良い事沢山なんですがね!
あ、別に抱っこが絶対ダメなわけじゃありません。短い時間ならOK。まだ首がすわらない赤ちゃん向けに、サラシを使った抱っこの仕方もお伝えしています。自由自在なのです!
知育としてのおんぶ
抱っこで赤ちゃんを見ているママは楽しいかもしれませんが、ママと同じ世界を見られたら赤ちゃんだって楽しくなります。
人生で本当に大切なのは、向かい合う教師より同じ方向を見る同士。一緒に世界を見て一緒にコミュニティーに参加することでママの意志が伝わっていく。それがおんぶ。
『見ていたい』『私だけを見て欲しい』という女性の気持ちは、時に人を(まぁ大体男ですがw)ダメにします。依存と繋がりは違う。大切な事の大半は目に見えないのです。赤ちゃんの知育とともにママの感覚も養ってくれるはず。
そんなおんぶの啓蒙活動。次回は11/8(火)14:00~16:00です。参加お申込みはこちらのフォームから。件名に『おんぶ』と書いてメール下さい。
受講費用は3000円。無漂白のサラシは1000円。サラシや兵児帯をお持ちの方はご持参いただいて結構です。
この知恵、ママさんを対象としている整体師なら是非とも知っていたいものですよ!
ちなみに、講師自ら天然素材で染め上げた色とりどりのサラシもかなり見ものだったりします。