近頃は超贅沢キャンプを意味するグランピングなるのものが流行の兆しを見せているようです。
んが、キャンプというか野外活動の醍醐味は『ちょっと足りない』ことだとワタクシは思うのです。不便という面白さ。足りないからこその贅沢が野外にある。究極は服部さんですね、やっぱり（笑）
楽しむスキル
バブル崩壊後のオートキャンプブームにまんまと乗っかっていたワタクシ。当時の道具も結構使える状態で手元にあるので、先日久しぶりに1泊キャンプを決め込んでみました。
当時はコールマンのダブルバーナーが最強の武器w。わざわざ凝った料理を作ったりして、巨大なタープにテーブルセットでちょっとしたリビングをこしらえて今でいうグランピング状態でした。
今回はシングルバーナーと焚き火。タープはもちろんテントもなし（忘れたとも言う）。それでも何だか当時より充実した面白い時間が過ごせるのは、ワタクシのなかの何かが変わったのか一緒に遊んでくれる人達のおかげなのか・・・。
あったもの
とにかく焚き火のことしか頭になかったので他はろくに考えて行きませんでしたが、たまたまあったもので面白かった事を以下に。
キャンプ場のオバチャンとお喋り
お世話になった西湖自由キャンプ場。ちょっとクセのあるオバチャンを酷評しているレビューも見かけますが、そんなオバチャンに気持ちよく喋ってもらうのもワタクシ達には必要なスキル（笑）。話し出したら止まらないけど中々面白いですよここの人。
ジョギング
予報では雨の心配もありましたけれど結局帰りまで降られずちょうど良い天気に恵まれ、同行の2人は西湖を気持ちよく1周（10ｋｍ）ラン出来たようです。（ワシャ走りません！）しかも1人はビーサンで（笑）。シューズ無くても何とかなるんですな。
釣り
これはワタクシだけ。船でやりたいのが本音でしたけれど、最低限の道具だけで美味しい時間に狙いすました場所で思い通りの1匹。久しぶりに手が震えましたわ。結果オーライ！
料理
シングルバーナーでは野菜とキノコたっぷりのスープを作ってるので、残す焚き火でご飯とおかずを作らなきゃならない。考えた末、エビやら魚やらをホイルに包んで焚き火に放り込みつつご飯を炊くスタイル。久しぶりの飯盒飯は少し柔らかくなっちゃいましたが、おかずは激ウマ！でございました。
LEDとアルミホイル
100均で売ってるLEDキャンドルとアルミホイルで、1度合宿でもやったクリエイティブ脳活性遊戯。今回はなんせ創始者？（笑）が一緒なので面白くないわけがない。
空間お絵かき
LEDで空間お絵かきに挑戦してみました。
カニのつもり。これでも何度もやり直してます。
こちらは2人プレーで芸術的なヤツ。
脳内イメージを形にするのも自分の身体をイメージ通り動かすのも、やっぱり難しいと再確認。カメラの設定なども含め、あーじゃないこーじゃないと夢中になって1時間位はこれで遊んでいたかもしれません。
洞窟めぐり
焚き火以外ろくに考えもせず来てしまったのですが、だからこそ行ったとも言える洞窟めぐり。これがまた以外なほどに楽しめました。
とくに蝙蝠穴（コウモリ穴）。入り口ゲートから穴まで続く樹海の道も素敵に整備されてて驚きました。昼間はコウモリ居ないんだから名前変えた方が良いと思うのはワタクシだけでしょうか。溶岩が流れていた洞窟は言わば富士山の血管。行ったほうが良い！しかもあのクニマスまで見られます！！
牧場訪問
某整体仲間が近所に来ていることをFacebookで知り、あてもない我らはシメシメと10分ほど走ってそそくさと合流。遊びに行った先に偶然知り合いが居るのは近頃珍しくなくなりましたけど、その知り合いが流鏑馬しているなんて事は早々ないでしょw。
練習を見学させてもらいつつ、仔馬と戯れたり盛んに鳴いているシュレーゲルアオガエル？を探したり（見つけられず！）。
この牧場を出て直ぐに雨が降り出し、それからは土砂降りでございました。
少し前にこんなエントリも書いていますが、
結局のところ、楽しいことが見つからない不幸のはじまりは『無いものねだり』だと思うのです。足りないと思えばいつまでたってもずっと足りないんだから常にあるもので工夫するしかないのです。
服部さんまでいかなくても、『少し足りない』を意図的に楽しめるようにしたいもんです。幸せのはじまりはあるもの探しから！
