コントロール出来ること出来ない事
好かれたい、嫌われたくない。そんな感情が言動の源になっていたら楽しいことも楽しくなくなります。どんなに努力しても時の運に左右されて確率を五分以上にすることは不可能だからです。
人の気持ちは不確かで行動をコントロールすることもできませんが、自分の気持ちは確かで行動も確実に出来ます。自分の思い通りになるのは自分だけ、それが事実です。『好かれたい・嫌われたくない』という努力は徒労に終わることも多いわけで楽しくなりませんが、自分自身の『好き』という気持ちに忠実な努力なら頑張ること事態が楽しくなります。
あなたの視線の先に有るモノはコントロール出来るモノですか?出来ないモノですか?
都会に有るもモノ、田舎に有るモノ
時刻表が必要ないほどの公共交通網、お洒落なレストランやショップ、映画館、潮騒、川のせせらぎ、鳥達の囀り、木漏れ日、田んぼを抜けてくる心地いい風、山の幸海の幸、美味しい空気、フカフカの土、満天の星空・・・(ごめん、都会に有るものがあまり思いつかないww)それぞれに有るもの無いものがあります。自分の場所にないものにフォーカスを当ていては楽しくなるはずがないので、今そこに有るモノを見つけられる視線を持ちましょう。(便宜上、視線という言葉を使っていますが、全ての感覚と考え方に通じます。)
視点・視野・視座のコントロールは施術の際にも重要です。
腰痛膝痛、痛みや病気も視線で変わる
100人に1人といわれる先天疾患以外、病気や痛みのほとんどは後天的に生じてきます。つまり病気や痛みの原因はカラダの中に無いわけです。
先日こんなニュースがソーシャルでまわってきました。
膝や股関節に限らず、関節軟骨がすり減ったり修復の結果骨棘が出来たりという関節の変性は加齢とともに全ての人に生じますが、それらの変性と症状は一致するものではありません。
悪性腫瘍、リュウマチ、骨折などの疑いを除外するための画像診断であって、筋骨格系の痛みや痺れの原因を画像で見ることは出来ないのです。
視線を変えましょう。身体の中に原因を探しているから腰痛の85%は未だ原因不明なのです。目に見える結果ではなく目には見えない過程へ視線を移せば解決策が見えてきます。
色即是空。「色(目に見えるもの全て)は縁で存在しているのであって本質はそもそも空(空虚)である。」縁も過程も目には見えないけれどそこへフォーカスすることが必要なのです。
結果より過程
『金持ちになる』という結果だけ見据えても、そこへ繋がる過程が見えていなければ只の戯言ですし、『金持ちになってどうする』というその先の目的が無ければ楽しくもありません。どんなに稼いでも不安は拭えずもっと稼ぎたくなるエンドレスゲームです。
宝くじを買う時は使いみちを考えるから楽しいのでしょうに、独立して稼ごうとする時、目的が曖昧な人が多いのが不思議です。
金持ちになった結果『遊んで暮らしたい』という目的が浮かんだなら、別に金持ちにならなくても可能な事に気付くはずです。実際ワタクシ、金持ちになってませんけど遊ぶように暮らしていますからね(笑)。
やりたい事しか出来ないのが真理
やりたい事の為にやらなきゃならない事はありますが、やりたい事よりもやらなきゃいけない事なんてありません。基本的にやりたい事しか出来ませんし、本当にやりたい事ならきっと出来るのです。
教科書に載っているようなやるべき事や世間的にやった方が良い事じゃなく、腹の底から『やりたい』と言えるコトを明確にするのが最重要。きっと生まれながらに背負わされている魂の宿命みたいなものに気付いた人こそが、人生の『勝ち組』なのじゃないかしら。
恒例の南房総合宿
視線のコントロールを身につけるのに1番手っ取り早いのが環境を変えること。海外に出てみたら日本の良さが見えるように、立ち位置が変われば視線が変わるのです。非日常から日常を見れば、今まで見えなかった有り難さや問題点が見えてきます。
しかもこの牧場、『やりたいは出来る』を日々実践している強者です。鬱蒼とした山の斜面の家を買った後そこから続く竹林を購入。そんな土地で牧場の完成形(結果)だけ思い描いてしまったらとても作業を続けられ無かったはずです。結果は程々に、『馬と暮らしたい』という目的のために目の前に生えている草を抜く。伐採⇒整地という過程の連続が今に繋がっています。現状だけ見て『わぁ凄い』とか軽々しく言うなかれ。本当の凄さは過程にあるのです。
環境を変え偏った視線(五感)を変え、過程の大切さを知ること。それがこの合宿の目的。ワタクシ自身が行きたいから行っているのももちろんですが、皆さんにも必要だと思って継続しています。特別料金でご招待しているのも只のボランティアじゃなく『感謝』と『投資』なのです。無駄にしないようにとプレッシャーを掛けておきますww。
今回は伊藤と共に早朝から房総入りしてくれた2人の内1人が遠く福島からの参加だったので、集合まで時間、観光ガイドにチカラが入りました。
保田小学校からはじまり燈籠坂大師切通しトンネル、さらに鋸山地獄のぞき!
ポスト濃溝の滝とか言われている切り通しはさておき、子供の頃に行った記憶が薄っすらとある鋸山が相当楽しい!ジブリ感もこっちの方がずっとお高い。
昔の人の技術とか根性とか遊び心とかスケールが違いすぎて目眩がします。現代人も未来人にこんな衝撃を残せるんでしょうかねぇ。
今回は牧場の近所で養蜂に精を出す卒業生も訪ねてみました。
手力整体塾は一応整体の学校だけれど人生を楽しむ為の学校でも有るのです。だから卒業生は整体師とは限らない。これ、案外自慢でもあります。
子ども達はやっぱり楽しむ天才。見習わなきゃならないところ沢山。
2日目はお弁当買って海へ。ココも東京湾だけれど相模湾よりずっとキレイ。しかも貸し切り。
もちろん馬にも乗せてもらって動かされる丹田を感じ・・・られたでしょうか。(夕日を浴びて黄金に輝くドウちゃんが綺麗なので代表してこの写真を)
まとめ
コントロールできないもをコントロールしようとし、有るモノを見ずに無いモノを見ようとする。結果だけにとらわれ過程が疎かになる。視線の先に捉えているモノがアベコベなら楽しいはずのことも楽しくなくなります。
視線や思考の向いている方向が合っているのか、逐一確認しながら一度きりの人生を楽しんでいきましょう。