*10/12にお問い合わせいただきました、福岡のM様。13日に返信しております。ご確認いただけると幸いです。

文系ばかりの療法

機械相手と違い、生きもの相手の療法には小説や芸術のような一面があります。んが、どうも近頃の療法はそんな『文系』に偏りすぎていると思うのですがどうでしょう。

kotubann
整体をメジャーにしてくれた“骨盤矯正”にしても、実は科学的な根拠はありません。出産で骨盤が開くと仰る産婦人科の先生もいませんし論文も見当たらないのです。

精々これくらい。どちらも結局筋肉の話し。妊娠出産において緩んだ【筋・腱・靭帯】をどうするかというのが焦点であって、緩んでいるものを矯正でどうこうするというのは矛盾していると思います。

身体機能をイメージ化してしまうのは如何なものか。
果ては、オーラだ宇宙だ周波数だと、SF小説バリの想像力をお持ちの療法家が多くて目に余ります。映画や小説といった娯楽なら害がないので、全くの空想を形にできる人達を尊敬できますけれど、身体にまつわり他人の人生までも左右しかねない療法の世界で『文系』に偏りすぎるのは、業界全体の品位に関わるので注意願いたし。
アナタの言う『理論』はその療法だけの『理論』ではありませんか?

文系ばかりの療法に理系の思考をプラスした手力整体

理系ばかりの医療

逆に理数系が過ぎるお医者さんも多くて辟易します。
科学で解明できている自然のこと身体のことなんてほんの少ししか無いし、機械と違い身体は100人100様なのでそもそも確実な正解というものがありません。どれだけエビデンスがあろうと絶対じゃない。科学的裏付けがあって目で見えるものが正しいとは限らないのです。

ましてカラダ(心身)を構成する内、物体が存在しない精神(マインド)の部分は文系にならざるを得ない。理数系に偏ったガチガチのお医者さんはその辺が足りないと思うのであります。

文系理系を行ったり来たりして程よくバランス

現状の医学や科学では説明できないことが度々起こるのは事実だし、それが不確かなことも事実。趣味嗜好に好き嫌いがあるように確実な療法など存在しません。
まるで魚釣りの如く正解は対象によっても時と場合によっても常に変わる。確実に釣れる釣りが無ければ確実に効く療法もない。だからどんなに効果効能を謳っていても意味がありません。

○○療法で●●が消えるとか奇跡の○○式とか書いてあっても、映画の宣伝と同様に捉えるのが正解。自分の目で確かめてみなきゃわからない。

ユーザーがその手の文章に惑わされない事、選択から排除していくことが必要なのです。自らを信じましょう。

文系ばかりの療法に理系の思考をプラスした手力整体

開校以来看板もない、隠れ家整体スクールの手力整体塾が途切れることなく11年も続いているのは、感覚やイメージで受け継がれてきた文系の療法に普遍の真理たる物理を取り入れた点にあると思います。

確かなものがあるから安心感を得られるのは、主宰しているワタクシも同じなのです。

不確かなことを踏まえつつも確かなことをベースに据える。
医学でも療法でも無く、文系と理系を偏らずバランスする手力整体は、上手いこと隙間にハマっているのかもしれませんね。

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