人は未知に恐怖を感じます。が、同時にワクワクも感じます。
恐怖とワクワクの境目は、過去の経験や知識を繋いでイメージ出来るかどうかだと思います。
手力整体というツールを使って未知なる独立開業という生き方に挑む。
いきなり1000万稼ごうと思えば当然恐怖が付きまといますが500円ならどうでしょう。稼げそうな気がしませんか。毎日500円なら?時給500円なら?イメージ出来るところから始めて膨らませていく事が大切。既知と未知がイメージで繋がるかどうかが鍵。だから体験こそ財産だと思います。
日常を繰り返していたら財産は増えません。ワクワクする未体験を味わうための非日常こそ、恐怖を減らし未知へ挑むための特効薬ではないでしょうか。
肉体的にも精神的にも、日常ばかりでは小さなストレスが積み重なっていずれ偏りを生みます。程よい未知なる恐怖は心身に適度なストレスを与えてくれます。万物“作用反作用”の法則でシーソーの様に揺れますから、ギュッとストレスが掛かればその後はリラックスへ振れます。緊張あればこその弛緩なのです。
今月の4日間集中講座中2日は、すっかり毎年恒例となった手力整体塾の房総牧場(Ajito No.2)合宿。非日常で『脳みそパッカーンの日』でした。
ちなみにここは新たに新設されたゲストハウス横、上の馬場。眺めが良くて施設から近くて素晴らしい。
既に3回目、4回目の卒業生達はお手の物。初参加の現役生も・・・
いきなりの裸馬。『福岡から来て房総で馬に乗る』なんて普通ありえない体験をしております。
乗馬事情はまったく知りませんが、2年通っても乗れない人は全然乗れないらしいです、お馬さん。『手を下げて』とか『姿勢を正して』とか『カカトを下ろして』とか・・・・・乗馬クラブでは“馬に乗る姿勢”を知っていても“どうしたらその姿勢になるか”まで考えないでしょうからね。馬の丹田(重心)と人の丹田を同調させる。丹田コントロールさえ出来れば実は“当たり前”の姿勢なのです。
天気が良すぎて夜は冷え込んだので、いつものBBQではなくゲストハウスで鍋。臨機応変に非日常を。
たらふく食ってさんざ喋った後は頭の体操、謎のキャンドル創作。何度かトライしているうちにそれぞれ個性あるものが出現してきて面白かったね。
翌朝。ボスへの挨拶からスタート。
牧場のご夫婦を施術させていただき、しっかり身体レシピの提案まで。
その間伊藤はちゃちゃと準備をして・・・・遊ぶぞ!
初スラックライン。大ウケでした。整体・スラックライン・乗馬。全部相性が良い!
ガッツリ丹田を感じた後は大きな馬場で再度乗馬。
最後は騎乗したまま厩舎へ。
ここのお馬さん達が良く調教されている事はもちろんですが、乗馬クラブへ通う方々が憧れるいわゆる“外乗り”が初めてでも出来るのは、やっぱり身体が出来ている証かと思います。
なんとケツ持ちは猫の会長さんでした(笑)!
現地調達の椎茸にはじまりローカルグルメの数々に舌鼓も打って、今回の合宿もたっぷり楽しい2日間でした。
ただちょっと残念に感じたのは、やっぱり“指示待ち”になっている事が多い点。
朝ちょっと早起きをして敷地の端から端まで探検してみるとか、穴が開くほど馬の動きを観察してみるとか、自らすすんで興味を持つ習慣を付けましょう。『この先はどうなっているのか』。好奇心勝れば恐怖は勝手に小さくなり、非日常の扉を開けるんじゃないでしょうか。せめてしっかり回想をして、既知の事実と繋げる作業をお忘れなく。『あ~楽しかった』で終わらせないようにしましょう。
アインシュタインにもスティーブジョブズにも道端の野良猫にも時間は平等。24時間365日。違いは使い方。
頭・胴体・腕2本・脚2本。身体も違いは使い方です。