学校が夏休みとあって、お子さんがいらっしゃるママさん塾生が休みがちな8月。只でさえ少人数制の整体学校はもうほとんどプライベートスクールと化しております。先日の参加者も2名のみ。あんまり大勢だと教室が暑くてかなわないので丁度良いです(笑)。

基本手技の時間は伊藤もまざってグルグル周りのスパーリング。ひとの施術を客観的に見る機会というのも実はそんなにありませんので、案外貴重な時間だと思います。(自分の施術は基本見られませんが手力整体塾では動画を撮って差し上げています)
クライマックスは抵抗運動。集中して練習しました。

少人数制整体スクール

教室の練習で“そこそこ”出来ているくらいだと、患者さんを相手にした時はまったく出来ないと思った方が良いです。何も知らない人に正しい動きをしてもらうのは至難の業。そもそも正しい動きが出来ないから不具合を生じているわけですからね。正しい動きを言葉だけで誘導できるようにしておくと、あとはほんのちょっとの介助で済みます。言葉足らずだと沢山手伝わなければならないのでかえって難しいのです。自分が動きにくかったら相手はもっと動きにくい。狙いの筋肉が動いているかどうかも感じられる余裕がもてるよう、最適なポジションへ微調整をしていきましょう。

先日も少し書きましたが、手力整体は『ほぐし・ストレッチ・抵抗運動』の三位一体。それぞれの意味をしっかり把握しておいて欲しいと思います。『筋肉を元の長さに戻す』ひとことで言ってしまえばそういう事かもしれませんが、筋肉を元の長さに戻しに整体を受けに来る人は居ません。でしょ?

目的地は星の数ほどあるけどそこへ行く術は、徒歩・自転車・バイク・車・電車・飛行機・船・・・くらいしかありませんよね。整体においても同じ。目的は人の数だけあって手段は数えるくらいしかありません。(手段が星の数ほどあると思っているならそれは幻想です)

それぞれの目的を持つ人達の道標になるそれぞれの整体師。
あなたの行なう『ほぐし・ストレッチ・抵抗運動』はどんな目的の為の手段になるでしょうか。

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書いている人

パンチ伊藤
あっとう言う間に整体師歴19年。現役で施術する傍ら小さな整体塾を主宰しています。当たり前な解剖生理と簡単な物理を繋いだわかりやすい身体の話が得意。釣り/山/島/音楽/映画/生きもの/が好き。2020年から自然農の畑やってます。

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