勉強なんて机に向かってやるものじゃないとつくづく実感している釣りバカ整体師パンチ伊藤です。知識は身体を動かして文字通り『体験』を伴って身になる。そう思うのです。
『何をやるか』より『いつやるか』『どうやるか』
「たった数分○○するだけで腰痛解消」とか、「覚えるだけで誰でも出来る万能消痛テクニック」とか、そんなものはありえません。逆に、時と場合によってはどんなケア・療法でも効果があります。だからこんなに沢山の療法やセルフケア本があふれているわけです。
「腰痛の原因は○○だった!」とか「関節のすり減りが○痛の元」とか、原因を特定することもあんまり意味がありません。唯一痛みの原因として挙げるとするなら、『日々頑張って生きている証』ってのがシックリくるんじゃないかしら。
日々の頑張り方、システムを見直す
下は我がアジト、手力整体塾の教室見取り図です。
玄関からデスク方向へ繋がる廊下は着替えスペース確保のために塞いでいるので、ワタクシの動線はこのようになっていて、1日に何度も行ったり来たりする“流れのヨレ”にホコリが溜まります。
川の流れはアウトサイドの方が早くインサイドはゆるいので、インサイド側にだんだん砂などが堆積して流れの強弱がより顕著になってきます。堆積物が大きくなれば“反転流”も生じて砂だけじゃなく小さかな魚も、つまり大きな魚もたまるようになります。規模が大きくなり過ぎて流れが届かなくなると溜まるものもたまらなくなるので、強い流れの中の小さなヨレの方が安定感があったりしますが、規模が小さいので数は少なく、力の強い大きな魚が単体で居る感じです。
湖でも海でも基本的に同じ。
流れの強さと障害物の大きさ。何事もバランスによります。
一生懸命掃除をしても動線が変わらない限り同じところにホコリはたまり続けますし、魚がいないところで頑張ってルアーを投げ続けても魚は釣れません。
何をやるかは重要じゃない。いつやるか、どうやるかというシステムにこそ本質があるわけです。
同じ材料でも作る人によって別の料理になります。先日世間を騒がせていたバニラエアのニュースにしても、それぞれ書いている人の思いが強すぎるのか、どうにもスッキリせずどちら側にもいいね!押せませんでした。結局自分で料理するのがベストですね!(笑)。
ストレッチしながらブツブツ喋る!
システムが大事。整体を勉強している人やこれから整体を勉強しようと思っている人には特に知っておいて欲しいのです。何をやるかは重要じゃない。だからテクニックの収集は意味がない(それ自体を楽しむなら結構)。
ストレッチひとつとっても、どんな症状にどんなストレッチと覚えるのではなく、ストレッチをしながらとにかく沢山喋るというシステムを導入して欲しいのです。
今伸ばしている筋肉はどんな時に収縮するのか、どんな時に短縮するのか、どの筋と共働するのか、短縮して凝り固まったらどうなるのか、ストレッチが効いたらどうなるのか・・・。ひとつの筋肉に関連する情報を沢山喋ることができれば、テクニックの収集では決して得られない気付きを得られると思います。
先週末は体験者さんも含め9名でトリガーポイントをストレッチ。的確な箇所を適切にストレッチできれば施術と同様かそれ以上の効果が望めることを体感してもらえたと思います。小田原市のAさん、日野市のHさん、驚いていただけたようで良かったです。ありがとうございました。
講師役はもっともっと喋れるようになりましょうね!
・・・という投稿を週の頭にしなくちゃいけないはずのワタクシは、大好きな西湖で久しぶりのキャンプに興じておりました。
近頃の『直火禁止』ルールに対応すべく焚き火台を手に入れたので数十年ぶりに飯盒飯など炊いてみたり。
焚き火はいいねぇ、やっぱり。しかしオプションにばかり気を取れると基本が疎かになるのは何事も同じでテントを忘れるという大失態(笑)。んが、『少し足りない』を楽しむのがキャンプの醍醐味!w。
こちらは鳴沢の氷穴。風穴もコウモリ穴も周って洞窟コンプリート!気温差30度を行ったり来たりして逆サウナ状態を楽しみました。
もちろん釣りも。
どーんと50up。魚がいるところで魚が反応するするルアーを良いタイミングで投げる。するってーと釣れる。当たり前のことだけれど当たり前だからこそ難しくて価値がある。
先週のヒラメといい近頃のワタクシは恐怖を覚えるほどノリノリでございます。釣りができる整体師じゃなくて整体も出来る釣りバカの方がしっくりきますな、やっぱり。
ところで、ホコリがたまるところ、魚がたまるところはコリができるところと似てると思うのですがどうでしょう。流れのヨレを見つけるのは物件探しなどにも応用できますね。