個の時代、差別化、キャラクターの重要性・・・・そんなふうに言われるとつい独自性ある自分を創出しようと頑張ってしまう場合があると思います。んが、自分は既にあるもの。今までの人生で創られてきているのが自分です。

意図的に創出するのは無理がありますが、今が変われば未来は変わる。成りたい自分になる方法はあります。

とにかく考えずに成り切る【守破離】の守

  • 映画や小説の登場人物になりきる
  • 同性として憧れのあの人になりきる
  • 教わるなら教えてくれる人になりきる
  • お客さん・患者さんになりきる

考えてはダメ。
映画を見ながら、人の話を聴きながら『ってことはぁ』とか『どういうことだ?』とか考えていては勿体無い。見る時は見るに、聴く時は聴くに徹しましょう。
で、即座にそっくり“なりきって”繰り返すのが◎。わざわざ考えなくても、なりきれたら気付くことがあります。守破離の【守】。ここを疎かにして早々にアレンジしてしまっては何も身につきません。考えずにとにかくそっくりに繰り返すだけです。

ワタクシは度々、湘南のジェイソン・ステイサムになりっきっております。(ウソです)

プライドを捨てると自信が生まれる

プライドが高いのか頑固なのか(同じか?)、見ながら・聞きながら自分の意見をいれてしまうのが、真似る・なりきる為の障害になる場合が多いようです。まるで何かを守るガードのように、見ていること・聞いていることを壁の外で処理する事が習慣になっている人が結構多いです。

手力整体塾の卒業生やセミナー受講生を振り返ってみると、飲み込みが早かった方々は皆ノーガードで、考えるよりも先にそっくり真似てなりきれる方達です。

考えずに“なりきって”実行してみれば、理解できていなくても出来てしまうことが沢山あります。それが小さな自信に繋がってくる。理解は続ける内に閃きとともに訪れます。

「そっくり真似るのは相手に失礼」と思っている人もいるようですが、こっそりパクるから失礼なわけで、元ネタをリスペクトしてちゃんと公言していれば良いのです。教わったとおりにしない方が教えてる人に対してよっぽど失礼ってもんです。

軸がないとガードは外せない

肉体的にも精神的にもスポーツでも勉強でも、やっぱり本質はひとつ。我が手力整体塾で行っているM&M講座は開業するわけじゃなくてもみんなに必要だなぁと感じる今日この頃です。

上手い人は遠くから見てもわかる

釣りが上手な人はかなり遠くから見てもひと目でわかります。ルアーは何か、どんなアクションかわからなくても、上手さは姿勢と動作に現れるのです。

雨だった先週の休日は釣りではなく10数年ぶりのボーリングに興じてみました。

なりたい人になりきるプライドの無さが自信を生む

ワタクシにプライドはございません(笑)

上手な人になりきる、そっくりに真似る。するってーとある程度のところまでとても早く辿り着く。やれば出来るという自信が生まれて全てが良い方向へ回り出します。

そこから先は守破離の【破】ですから自分の考えや意見が必要になってきますけれど、力任せに考えるのではなく、続ける内に『!』っと気付いてからで良いのです。
実際、考えた途端にフォームが崩れ、ボールはあらぬ方向へが転がっていくのであります。精神修行が足りませぬ。

余談ですが、ボーリングをするとちょっと難解なPNFの連動がすんなり腑に落ちると思います。四肢と体幹がどんなセット動くのか回旋の動きまで合わせて一目瞭然です。

真似るにもコツがあります。

学習は伝言ゲームです。

と、この手のエントリは何度も書いているのでそちらで読んでもらうとして、結局ここでも自分を守るためのガードが邪魔をしているように思った次第です。

守ってたらなれない

頑なにガードを固めていても現状は何も変わりません。だから成りたい自分にも当然なれません。

覚えが悪いとか真似が下手とか勉強が苦手と自覚しているなら、一体なにゆえ自分はガードを固めているのか、一旦立ち止まって胸の内をほじくり返したほうが良いです。頭が良いとか悪いとかそいういうことではなく、ガードしたままでは何も変えようがないですからね。

なりきっってそっくりに!

まとめ

  • 成りたい自分になるなら手本を見つけそっくり真似ること。守破離の【守】徹底
  • プライドはガード。真似る時の邪魔になるから何から身を守っているのか分析して取り払うこと
  • 軸が無いとガードが取れない。自分の軸は何か知っておくこと
  • ひたすらに真似、守破離の【守】が完了すれば次の【破】には勝手に進む。それまでは考えたりアレンジしたりしちゃダメ!

兎にも角にも、一旦なりきってそっくりに。それが成りたい自分になるための最速手段です。

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