日本一

業界1位。
日本一。世界一。
表彰台の1番上。

何につけ1番というのはもの凄い事です。そこにはきっと、血の滲む様な努力、死に物狂いの頑張り、そしてこれは凡才の僻みかもしれませんが、生まれ持った才能とか血統とか、努力だけでは及ばないモノを持った人達の領域みたいな気がするのです。1番って。
ちょっとマセタガキだった伊藤は随分早くからそんなことに気付いてしまって、生まれてこの方1番というものを目指した事がありません。楽しめる範囲で要領よく頑張って表彰台に乗る。気が付いたらそんな生き方が板に付いてました。これはこれで良いところがあって・・・

  • なんせ血が滲むほど頑張らなくて良い
  • 上がいる安心感(登りきったら下りるだけ)
  • 才能がなくても平気
  • そこそこ気持ち良い(1番とは比べ物にならないと思いますが)

『オレはまだ本気だしてない』というまったく根拠のない余裕も手伝って大変居心地よいのが、2番とか3番じゃないかと思うのです。(もちろん本当は目いっぱいだけど)
とにかく1番は特別な領域。私のような凡人が目指すところじゃ無い気がします。

 

『オレは2番目の夢で食ってる』と歌うSIONの曲があります。(あれ、結構好きだなSION)最近つくずく『それって正解』と思っているのです。
好きを仕事に。そんな風潮が強まっているようですが、大好きは取って置いた方が良い。これがボクの持論です。

○○が大好きな整体師。そんな扱いでメディアに取り上げられているのは伊藤だけでなく、卒業生にも何人かいます。
いやもちろん整体が大好き、整体バカな整体師が健康雑誌や月間セラピストなんかに載るのも良いでしょうけれど、私等みたいなペーペーの施術家が『整体バカ』を名乗ったところ胡散臭いだけですし、まして整体師1年生が『大好きです!』と声を大にしたって、来年はどう言ってるか分かったもんじゃありません。

○○が好き!と言っても、大抵の方がその世界で1位ではありません。1位以外はほとんど無価値。だけれど、無価値なもの同士をくっ付けて価値あるものに変える『リノベーション』も昨今のトレンド。『好きを仕事に』と言っているユーチューバーさん達も、考えてみれば『好き+you tube』なわですよね。

1番好きな事で1位を目指す。立派な事だと思いますが、もの凄く限られた人たちの領域だという認識は必要。残念ながらほとんどの場合、大好きな事だけやっていたら食っていけないのが事実です。だから凡人は『合わせ技イッポン!』を目指すのが吉。オンリーワンなら否応なしに1番です(笑)。

 

そんなわけで釣りバカ整体師パンチ伊藤、昨夜釣り専門チャンネル『釣りビジョン』デビューを果たしました。1時間生放送のトーク番組『五畳半の狼』に釣り好きな整体師として出演。釣りと整体の共通点とか釣り人なら知っておきたい身体の事など喋ってきました。そのうち番組サイトで少し動画が見られるかもしれません。

五畳半の狼
実演コーナーではアシスタントぎのっちさんの体をちょいと操作させてもらいました。仕込なしのブッツケ本番でしたが、わかりやすい反応をしてくれました。MC菅原さん(本職は名作映画『最強のふたり』とか『LIFE!』の吹き替えもしている声優さん)の声は生で聴いたらもの凄かったです。
やりきった感は無く、色んなパターンが頭でグルグル回って昨晩は眠れませんでしたわ。修行が足りませんな。。。

気まぐれ更新を見逃さないようフォローする