わが町藤沢。昭和40年代は未舗装の道が結構ありました。
平成28年の今。わざわざそういう所に行かなければ、舗装された平らな道だけしか歩くことは無くなった。エレベーター・エスカレーターもいたる所にあって、脚を上げる動作は非日常になってしまった。

動かさなければ動かなくなる。動かなくなった筋肉は凝り固まる。そうやって人間の機能低下は着々と進んでおります。

X脚の歩き方

平らな道の弊害

『不思議な歩き方をしているX脚の人を見た』先日の教室でそんな話が出ました。
今まではきっと、見ること無く見ていたものと思われます。24時間、カラダの事に関する情報を検索し続ける整体師の脳になった事、嬉しく思います。

話を元にまずはみんなで真似てみました。
股関節は屈曲・内転・内旋。ってことは膝も曲がり足首も背屈(ハイヒールだったら別)。突き出したお尻をアヒルのように振りながら歩く・・・・。

経験がないのにいきなり筋肉を考えてはダメ。『◯◯は××』と覚えたことを言えてもダメです。
様々な状況に対応できるように、考え方を身に付けるのが手力整体塾ですから、相手がどんな人でも冷静に、姿勢を真似、動きを真似、各関節の動作を分解していきます。

真反対のように見えるX脚とO脚ですが、真似をしてみると実は共通点が沢山ある事に気付きます。多関節筋を関節ごとに捉えないと少々戸惑いますが、実は多くの筋肉が被っているのです。

平らなトコばかり歩いていたら気づけない

不思議な歩き方の人が、とても不思議に見えたのは階段の下りだったそうです。

平らなところばかりを真っ直ぐ歩くだけなら、偏った筋肉の使い方でもどうってことありません。痛みが出にくいから本人も気づかないし、端から見てもそれほど不自然に見えません。(もちろん程度が進めば明確になります)

急な坂道や階段など、大きな可動を必要とする場面で動きの差はハッキリしてくる。偏った筋で大きな可動を生めば、自ら痛みや違和感にも気付きます。

取り返しがつかなくなる前に、山でも登って気付いたほうが良い!と思います。

先週木曜にちょっとした山を登ってスネが筋肉痛になったワタクシは、月曜日、『生物多様性いきものカフェ』なるものに参加、鎌倉の山を歩いてきました。

鎌倉の秘境で五感を開く

鎌倉の秘境であるもの探し

鎌倉あるものさがし

八幡宮からほんのちょっとで源流。海と山の繋がりが一目瞭然な鎌倉。近所なのにまるで知らなかった秘境にワクワクした一日でした。

自然も身体も多様性と循環がキモです!
いつも通りだと気付きにくい事に、非日常だと簡単に気付く。
日常と非日常のバランスをてきとうにする事。やっぱりコレが唯一絶対な健康法だと思います。

まとめ

  • X脚O脚は真逆に見えて実はほとんど同じ筋に問題あり
  • 平らな道ばかり歩いていると問題に気付けない
  • 非日常の導入でテキトウを目指そう!多様性と循環が全てのカギ

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