先日、日本に住んだこともあるイタリア人ブロガーが日本について書いた記事を、日本語訳したものがシェアされていました。2013年まで1000万人程度だった外国人観光客が一気に倍増(2016年は2400万人!)してるのを見ても分かるように、現地のブログなどで『綺麗で食べ物が美味しくて皆親切で独自の文化もある夢の国』のように語られる事が多い日本を、別の視線で感じたことを正直に書いてくれています。
- 人種差別国家
- 正しい会社を選べればラッキー
- 日本は外国人を受け入れようとしない
- 日本人は真っ向勝負しない
- 自分を表現することが苦手
- 深く考えることの出来ない人も居る
- 外見主義
- 日本人が思う家族、イタリア人が思う家族の違い
- イタリア人の思うビーチと日本人の思うビーチの違い
- 漫画が描写する日本と現実の日本は違う
ざっとこんな内容です。ずっと内側に居たら分かりにくくなることを、外側から鋭く指摘してもらえるのは有り難いですね。(http://www.multilingirl.com/2017/06/why-italian-think-you-should-not-live-in-japan.html)
日本は人種差別国家だって感じてましたか?
もちろん、某国の警察官みたいに肌の色が違うというだけであからさまに酷い対応になったりビビり過ぎてつい拳銃を抜いてしまったりなんて事はありませんけれど、外国人を『外人』と呼び日本人とは明らかに区別している事が多いと思います。
日本も加盟している「人種差別撤廃条約」に、人種差別の定義があります。
人種、皮膚の色、世系(descent)又は民族的若しくは種族的出身に基づく
あらゆる区別、排除、制限又は優先であって、政治的、経済的、社会的、文化的その他のあらゆる公的生活の分野における
平等の立場での人権及び基本的自由を認識し、享有し又は行使することを
妨げ又は害する目的又は効果を有するものをいう。(1条1項)http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/jinshu/conv_j.html
ね、あらゆる『区別』が差別としてみなされるわけです。
「アメリカ人には肩コリがない」なんて言うのも差別なのですよ。
日本は綺麗で平和で自然も豊かでとても良い国ですが、正直、平均的な日本人以外住みにくい。人間だけじゃなくて、犬とか馬などのペットや家畜も野生の動物達も、結構キツイ差別を受けているように思うのですがどうでしょう。東京23区内なんて犬連れて入れる公園はわずかしか無いようです。
国はどうあれ、ワタクシ達は可能な限り差別をせずにいきましょう。みんなちっぽけな宇宙船地球号の乗組員ですからね。
で、ようやくタイトルの話。人間も犬も同じ理論で同じように施術をする手力整体塾に、スフィンクスの国から素敵なゲストがやってきました。
エジプトの予備知識がなくて少々戸惑いましたが、食べ物の話でつかみはオッケー。
折角だから穴が開くほど皆で身体を診て、文字通り揉みくちゃにしてみました。
一見して不思議な姿勢が目を引きましたが、国民性などというくくりではなく、彼のお仕事に由来するものと考えるほうが自然でしょう。とても弾力のある良い筋肉も、ナショナルチームに入るほどサッカー(フットボール)をやって来たお陰だと思います。
主訴は背中のハリとたまの腰痛。
動診の際に Pain と Stretching をかなり正確に使い分けていたのに感心しました。
痛みの質を正確に伝えようとする人は富士山の国でもたまにいますが、引っ張って痛いのも潰れて痛いのも概ね『痛い』で済ませてしまう人が断然多い。
興味アンテナ感度が良好な人でしたし、何人も試したわけではないので彼ならではの表現かもしれませんけれど、「皆まで言うな」「言わなくてもわかるでしょ」的な醤油の国の人達とはやっぱりちょっと伝えるチカラが違うように思いました。
っていうか、相撲の国も昔はきっと感覚の違いを言葉の違いにもして、ハリとコリを使い分けていたのです。折角色んな言葉があるのに勿体無いことです。
部位ごとに色んな人が触りましたけど、皆さんそれぞれ効果を体感してもらって自信にもなったと思います。『痛みの確認⇒トリガーポイント攻略⇒痛みの確認』といちいち確認する手力整体なら、ほとんど言葉が通じなくてもいちいち効果を感じてもらえるので喋らなくても大丈夫ですね!
ファラフェルの国の人、連れてきてくれた香港のMさんもありがとうございました。
こちらニューヨークへ行くたびに食べるファラフェルサンドです。地元辻堂でも提供する店ができたらしい!?食べに行かねば!