水泳での息継ぎ。『吐けば吸えるよ』と習ったことはありませんか。
収入を増やしたいと思ったところで勝手に増えるわけはなく、資金なり知恵なり腕力なり、まずとにかく出さないことには入らない。何事も出すが肝心だと思います。
『入れる』は外から、『出す』は内から
入れるというのはつまり外からですから自分だけの努力ではどうにもなりません。
頑張って吸おうとしてもそこに空気が無ければ吸えませんし、知識も必ず仕入先が必要でしかもそのソースが正しいのかどうかもわかりません。
だから入れることを頑張ってもあんまり意味が無い。
入れただけの知識は使い物にもなりません。教わる=入れる。勉強=出す。強欲に入れてばかりいるとそれこそ寿司詰めパンパンカチカチの石頭になっていきます。
物事の本質はひとつなので肉体にも同じ事が言えます。
外部からの圧力などを頑なに拒んで耐えて固定・安定を求めると力が入ります。
身体はそもそもが不安定なものなので固定・安定を求めるのはナンセンスですし、どうせ外部要因に左右されるので頑張ってチカラを入れたところで虚しくなるだけ。チカラを入れてばかりいるからパンパンカチカチの状態になるわけです。
頑張らない、欲張らない。
身体は不安定に動くもの。動くときは外へ向かってチカラを出すのです。
外部要因に左右される『入れる』は頑張っても意味がありませんが、内から外へ『出す』のは自分一人でコントロールできます。
外へ向かって力を出すことは同時に身体から力が抜けることを意味します。
張り詰めていたものが抜ければ柔らかく動きやすくなります。動きやすいからチカラは更に出やすくなります。
『出すものがない』という声も聞こえてきますが、本当に出すものが何もない人なんていません。入れるのは自分のため、出すのは誰かのため。そういうマインドから見返してみてはどうでしょう。
整体の施術などはまさに人のためですから(喜んでもらえたら結果自分のためですが)、入れていては上手くいくはずがありません。どんどん出しましょう。
産声を上げて生まれ最後は息を引き取る。お腹から出てきて棺桶に入る。“出る・出す”事こそ“生きる”という事なのかもしれません。
チカラも知識も呼吸もアレもソレも・・・・手力整体塾はこれからも『出す』にこだわり追求していきます。