パンチ伊藤です。整体の通信講座は不可能だと思っていましたけれど、施術(手技)が不要なら可能だと気付いてしまったので、オンラインだけで完結する(手技ぬき)整体講座はじめます!ヨガやピラティスなどの教師や既に他の手技を持っている方へ手力整体の診方・考え方とマーケティング全般をお伝えするものにしていきます。
ここへ至る経緯と思いの丈を綴りましたので是非読んでみてください。
働き方も学び方も改革の時なのだ!

理解度と開業率を上げるための形
マーケティングの根幹をなすマインド作りの授業があったり、それらを元にしたウェブサイト作りがあったり、整体師として欠かせない心構えや健康の概念などなど、座学というかお喋りの時間(格好良く言えばカンバセーション)がとても多いの手力整体塾です。話し合う内容は多岐にわたるので、いわゆる整体の学校らしくない授業がなんと半分も専有しています。
効率的で無いことは重々承知ですが、このスタイルありきでブレないマインドが育つことは実証済み。塾生・卒業生の【元気】と【高い開業率】はこのスタイルのおかげなのであります。
通信講座(オンライン授業)本格スタート
それにしても我ながらカンバセーションの時間が長いと思う今日このごろ。県を越え海を越え遥々やって来てくれる塾生が少し不憫に思える事もあるので、【座学の日】と【実技の日】をバッサリ明確に分けて、座学の日はオンラインでおこなうことにしました。
既に今月、マーケティング&マインド(通称MM)の授業から試し、その後も数回オンラインで授業をやってみて、ツールを選べば案外いけると確信したので授業スタイルを大幅刷新しようと覚悟を決めた次第です。13年も続けてきて変化を切望していたところでもあります。後先考えずやるったらやります!
光回線とコンピュータのおかげで無くせること
一昨年ITの進化でなくなる仕事が話題になりましたが、他に風前の灯火なモノ、無くせそうなコト、無くても良さそうなコトを思いつくまま挙げてみます。
- 固定電話
- テレビ
- パソコン
- FAX
- CD
- デジタルカメラ
- アルバム
- 名刺
- 腕時計
- はがき・封筒
- カーナビ
- 出勤・出張・会議
- 教科書通りにしか教えない教師
- 患者を診ない触らない内科医
- 痛み止めと湿布しか出さない外科医
- 処方箋薬局
e.t.c.
みなさん的にはどうでしょうか。まだまだ沢山ありそうだしそれぞれに補足をつけたいところですが、書き出すとめちゃくちゃ長くなるのでやめておきます。
課題はありつつも5G時代一気に加速してきそうなのが、オンライン診療と処方。
スマホで服薬指導
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO39325800U8A221C1MM8000/
オンライン診療
https://curon.co/
対面での本人確認がどうとか、薬局が近くにあっちゃダメとか、病院が近くになきゃダメとか、正直頭おかしいんじゃないと思える決まり事が見受けられて実にお役所的ではありますが、既に動き出しているところは褒めたいです。しかしもうちょっと頭揉みほぐしたほうが良い。そもそも近ごろは触診をしない内科医ばかりなので、的確な問診が出来るならオンラインでモーマンタイでしょう。
学校教育の大半(主要五課目)もオンラインで可能だと思います。イケてる教師の授業を全国各地から何百人でも同時に受講できるとなったらノータリンな教員は職を失いますな。
デスクワークの大半も既にお家で出来ちゃうはずですが、わざわざ出勤する(させる)のは半ば意地か何かでしょうか。頑固なだけの老害にはなりたくないもんです。
整体もオンラインで可能?

身体にはしっかり触るけれど施術だけで(法的に)結果を出しちゃいけないのが我々民間療法人。結果出したら医療になっちゃうので施術はあくまで触診を兼ねた確認作業す。視診や問診動診と合わせて、必要なセルフケアや日常動作の修正を提案していくのが整体師なわけですから、触診(施術)を手放してオンラインで整体することも可能です。もともと整体は受けるものじゃなく習うものですからね。
病院に行っても腰痛・肩こりなど筋骨格系の痛みはどうせ『80%以上が原因不明』ですから、一緒に原因を探ってくれる人とオンラインで喋ってたほうがよっぽど解消できるってもんです。
ITが進化しても無くせないこと
今のところ、オンラインでは視覚と聴覚しか刺激できません。視覚・聴覚以外の感覚を必要とするものに関しては現場へ身体を運んで感じるしかないのです。
視覚ばかりに頼っているから見ただけでなんとなく体験したような気になっちゃうのが現代人ですが、美味しい料理の写真見てたって味も匂いもわからないし腹は一向に膨らまないし、爽やかな草原の写真を眺めたって気持ち良い風は感じられない。施術動画を擦り切れるほど見ても、手の質や温度や加減のコントロールといった本当に大切な部分はわからないのです。
VRがめちゃくちゃ進化していつか解消しちゃうのかもしれないけど、今のところ【現場】じゃなきゃわからないことがまだいっぱいある。
つまり整体施術(手技)をおこなうからにはスクーリングが欠かせません。この点をどうするか考えた挙げ句、通信講座スタートと合わせて実技の時間も修正、基本日曜だけになりますが2時間増量して6時間身体に触り続けます。4日間集中は引き続き設定してますから、地方の人でも集中講座に参加できれば1ヶ月に18時間は施術練習ができます(希望があればもっと増やします!)。
オンラインとは裏腹にオフライン(スクーリング)では思い切り体育会系暑苦しく。メリハリ付けていきましょー。
新たな通信講座が増えてくる?!
教育の大半はオンラインで可能。義務教育あたりだとまだ自分の意志で勉強したい人はあんまり居ないから難しいでしょうけど、大学だったらイケてる教授の授業をオンラインで受講する方が良いに決まってます。
色々調べてみたら東京大学で公開オンライン講座やってることを知りました。面白そうだけど全部英語!w
https://www.u-tokyo.ac.jp/ja/society/visit-lectures/mooc.html
上記東大が使ってるMOOCというサービスの日本版でJMOOCっていうのもありました。
https://www.jmooc.jp/
色んな大学や企業が講座を公開してます。
家庭教師や英会話など、既にオンラインでのレッスンが盛んになっている分野もある。ヨガやピラティスや整体だって、人気講師がオンラインをやり始めたら物理的には一度に何百人でも相手にできるわけで、考えようによっては末恐ろしく考えようによってはウハウハであります。
手力整体塾の座学をオンラインでやるからには当然ウハウハを狙い、通り一遍な施術を教えるしか出来ない講師の職を奪うつもりであります。地方だからって妥協した整体スクールに通うなぞナンセンスです。もうそんな時代じゃない。インターネットは距離を無くしてくれました。地球の裏側とだってリアルタイムで繋がれるのです。
残念なことに卒業を待たず急遽アメリカへ戻ることになってしまった塾生は、オンライン授業への参加表明をしてくれてます。どこに居たって手力イズムは学べるのであります。
んで!このエントリを書いてて閃いたのが、施術(手技)抜きのコースです。
手技抜き(スクーリングなし)。オンライン講座だけで完結する整体の学校

既に他の手技を持っているけれど身体の診方・考え方を知りたい整体師・セラピストさんとか、ヨガやピラティスなど施術はおこなわないけど身体の仕組みを知り個別の状況へ対応出来るようになりたいインストラクターの方とかへ、基本的な解剖生理と当たり前の物理を繋いだ手力整体の考え方とマインドをオンラインだけでお伝えするコースがあったら良いと思いません?
整体の通信講座は不可能だと思ってましたけれど手技がなければ可能じゃないですか。そもそも施術で何とかしちゃいけないのが民間療法。最終的にセルフケアや身体の使い方をレクチャーして現状回復を促すのが本質的な仕事なわけで施術(手技)は触診+オマケ要素なんだから、診方と考察を極めれば無くてもかまわないのです。
実際、突然の痛みに襲われたワタクシの友人達はLINEやメッセンジャーで詳細な情報を送ってきて対処法を聞いてきます。大抵こちらからもいくつか問診をしたら、あとは現状に合ったセルフケアを2つ3つ伝えるだけです。友達なのでその後どうなったかの報告はありませんが、懲りずに家族や友達の痛み相談もしてくるってことは回復してるのでしょう。
皆さんもそんな風になりませんか。セルフケアの部分をヨガやピラティスや、なんなら自分の手技に置き換えても良いです。当たり前なことだけを繋いだ手力整体の診方と考察なら使い方は自由自在です。
そんなわけでココに宣言。近日中に手技抜き(スクーリングなし)、最初から最後までオンラインで完結するコースの設定をします。遠いからと受講を諦めていたそこのアナタ!チャンスでございます!!

手に入るのは『大いなる自信』
手力整体の診方・考え方を、ZOOM習得。ヨガやピラティスのインストラクター、リハビリ施設から独立したい各種療法士さんへオススメします。
事実として存在する機能解剖と物理がベース。だから自信が違います。
書いている人
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あっとう言う間に整体師歴19年。現役で施術する傍ら小さな整体塾を主宰しています。当たり前な解剖生理と簡単な物理を繋いだわかりやすい身体の話が得意。釣り/山/島/音楽/映画/生きもの/が好き。2020年から自然農の畑やってます。
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