『検査からの見立てを間違えたり、抵抗運動の狙いを間違えたらどうなりますか?』
手力整体塾の教室では度々聞かれる質問です。
単純に覚えた手技を1から10まで流して終わり。そんなつまらない施術はしないように指導をしているのでプレッシャーなのかもしれませんが、ただ覚えるだけで終わらせない姿勢が伺えてとても嬉しいです。
ぶっちゃけ人の身体はそう簡単に壊れません。
あまりにもコリとハリに差がある人のハリを先に緩めすぎるとコリの部分が異常収縮(痙攣)を起こしたり、動きの悪すぎる筋肉に抵抗を掛け過ぎて攣ったりするくらい。慌てず騒がず(←ココ大事)対処できればどうってことありません。(正直ワタクシも両手でちょっと余るくらい経験しております)
手力整体の施術を守ってくれていれば骨を折るようなことはありえませんから、臆せずに思いついたことをドンドン実行して欲しいと思います。
変化があるだけ随分マシ
何処かが痙攣を起こしたり翌日余計に痛くなったりするのは身体に変化(反射)を起こせた証拠。全く何も変化がない施術をしているより遥かに期待が持てます。
家族相手や教室での練習は壊すつもりでやっても良いと思います。・・・・・はい、という事で今週末の授業では痛みが出るような施術してみましょう。(伊藤の身体は貸しません!)
基本手技ではほとんど触らない部分や検査の見立てを逆さまにした拮抗筋などへがんがんアプローチしたらどうなるか。『なるほど』と実感しておくのは何事にも大切ですからね。
世界イチやんちゃな物理学者、アインシュタインの名言です。施術で変化を出せないということは何も挑戦していないことに等しい。その時気持ち良いだけの施術ほど不毛なものはありません。
こちらは電気の神様エジソンの言葉。
結果の善し悪しに限らず全て大切なデータ。忘れちゃ意味ないですけれど、失敗の数だけ成功に近づくのは間違いない。1度や2度の失敗で諦めたらもったいない。
挑戦をかってください
1番宜しくないのは出来るのにやらない事。これはもう罪です。
クライアントの気持ちをアレコレ考えて、『眠たそうだから最後の運動はやめよう』とか『この人はリラクゼーションだな』とか『○○は次回』とか勝手な判断をしてやりたい事をやらないのは大問題。サービスを勘違いしていると思います。
- 結果を出すために持てる全てを出す。
- 毎回全力。
- 主導権は渡さない。
このマインドで挑みましょう。
勉強したことを活かそうと一生懸命頑張る。結果当然失敗もある。施術を受ける方々にはそんなセラピスト・整体師の挑戦をかって欲しいと思います。
結果が良くても悪くてもちゃんと報告して下さい。自分の身体を他人に任せていては最終的に上手くありませんしね。
本当の意味で整体師を育てるのは整体の学校ではなく患者さん・お客さんです。