絶望的に格好悪い日本人の姿勢【内股】
アジアの一部と日本人にとても多い【内股】。
こんなに格好悪い姿勢のままでのグローバル化は、世界に恥を晒す事になりかねない。
『日本人の姿勢をたった1人でも良いから格好良くしたい』そんな思いを込めたエントリーです。内股をやめるだけで身体も人生も案外簡単に変わる。本質はいつだって難しくないのです。
このページの目次
内股は日本の文化か?
猫背だったり口呼吸だったり国家プロジェクトレベルで真面目に【体育】したほうが良い問題は沢山ありますが、世界の人から見て圧倒的に気持ち悪いのが日本人の内股ぶりです。
【着物+下駄】という動きにくい民族衣装に発端があるのかも知れませんが、日常的に着なくなって7、80年ほど経っているので、色んなものが国際化しているのと同様に姿勢や動作も国際基準に準じたほうが良いと思うのであります。
「日本の文化じゃ!」とか 「日本人と欧米人では骨格も筋肉も違う!」とかヤイヤイ言う方も居ると思いますが自ら差別してどうすんの。
近ごろの若者は、昭和に育った我々とは明らかに違う国際基準の身体をしています。事実、毎年行われる子どもの体力測定で瞬発力(特に反復横跳び)は右肩上がり。
短距離走においても、2016年に男子400mリレーで国別歴代ランキング3位に急浮上して以来メダルの常連国として名を連ねているわけで、島国日本といえど固有の遺伝子を次ぐ人は随分減って【日本人v2.0】になってきているのは確かなのです。
肉体の欧米化が進んでいるのはデータから明らかなので、ここはひとつ姿勢や動作も合わせましょうってお話。その中心にあるのが【内股解消】なのであります。
日本人特有?【内股】のアレコレ
内股X脚
通称X脚。内股といえば一昔前まで全部コレをさしていたと思われます。んが、本物のX脚だとつま先は外側を向くことが多いので、左右の膝をくっつけてつま先を内側へ向けているのはワザとやっているなんちゃってXの場合が大半です。
↑こんなやつね。わざとらしくて気持ち悪い。ロクな男寄って来ないからやめなさい。
北欧系の人に多い本物のX脚は膝が過伸展(反張膝)している場合が多いのに対し、なんちゃってXは膝が伸び切ってないという特徴があります。骨格異常でもなんでもなく単に身体の使い方を間違えているだけです。
内股O脚
つま先を内側へ向けたまま立って「わたしO脚なんですー」とかいうのはアホ丸出しです。
きちんと膝を伸ばしてつま先を内側へ向けたら、左右の膝がくっつくわけない。自分の足を踏んづけちゃいますからね。
つま先を内側に向けて股をだらしなく開いたこの状態で、さらに下っ腹を前に突き出すようにして立つ人が異常に多いのが現在の日本です。いやほんと、老若男女お構いなく異常に増殖中。
どんな姿勢よりも極めて少ない筋肉で立てるこのみっともない姿勢でグローバルだインバウンドだ言っても恥ずかしいったら無い。ホントに国家プロジェクトでなんとかした方が良い危機的状況だと思います。
内股のメリット=使う筋肉が少ない=弱々しさを演出
全てのモノコトには必ず裏表・陰陽・メリットデメリットがあるので内股にもメリットがあります。『使う筋肉を減らせる』つまり『代謝を下げられる』というのが内股の大きなメリットです。んが、この飽食の時代にこのメリットを活かせるはずもなく単に太りやすくなるだけです。
世界的人口増加や氷河期で食糧危機にでもならない限り(なりそうだけれど)、現時点で内股はデメリットだらけです。
使う筋肉が少なく代謝が低い姿勢はつまり、頼りなく弱々しく見える姿勢でもあります。
昭和後半に「ぶりっ子」という言葉が流行りましたけど、まさに可愛さぶりっ子、か弱さぶりっ子をとてもお手軽に導入できるのが内股なのです。
アニメや素人モデルの影響も大きいと思いますが、日本においては男子の草食化も内股増加に拍車をかけているように思います。
草食男子が増えれば増えるほど、弱々しい女子しかちやほやされない。
実際、数年前に流行った韓国の格好良い女性アイドルにはしゃいでいたのは女性とオッサンでしたよね。
きちんとしてると男子が引いちゃう。チヤホヤされたいから内股にする。そんな悪循環が見え隠れしますが、内股にして寄って来る男はどうせロクなモンではないので今すぐにやめた方が良いです。
【使う筋肉減る=代謝下がる】ので、必要以上に太りやすい(痩せにくい)のが内股。ジム通ったりダイエットに励んだり婚活したりする前に、兎に角つま先の向きを変えましょう。
爪先を外に向けたらガニ股?
女子的には【ガニ股】が嫌で内股にしている場合も多々あると思いますが、「つま先を外に向けたらガニ股」って言い出したのは一体何処の誰なんでしょうね。
私の記憶では堺雅人さん演じる古美門研介が、つま先外向きで仁王立ちするガッキーに向かって「ガニ股」呼ばわりしていたくらいしかわかりませんが、言い出しっぺには責任があると思います。
カニの脚を良く見てください。
カニの爪先は内向きです。下の写真でカニの脚に近いのはどっちですかー?
内股から生じる体の不都合色々
これだけ書いてもまだピンとこない人のために、内股にしていると生じやすい身体の不都合をまとめてみます。当たり前ですが、内股を直さない限りこれらの症状は取れません。
【内股で腰痛・膝痛】
特にX脚の場合腰椎を捻じりながらお尻を振って歩く人が多く、通常あまり動かないはずの腰椎が動き過ぎて簡単に壊れます。プリンっと上を向いたお尻が一見魅力的?かも知れませんが、やけにお尻だけ大きくてバランス悪いのもいかがなものかと。
XでもOでも、股関節を内旋位にしてロックしてるのが共通点。可動域が広く動きやすい股関節は静止する際にバランスを取るのが難しいのでロックしたくなる気持ちもわかりますが、ロックが癖になって動きにくさが板についたら膝や腰が代償して動く羽目になる。余計な負担を背負わされたら他より早く痛んだり壊れたりするのは物理的に当たり前です。
腰痛が国民病なんて言われるのには内股が大きくかかわっているのであります。
とにかく爪先が内側を向いていたら、歩く時に脚を真っ直ぐ前に出すことが出来ません。自分の脚蹴っちゃいますからね。結果おかしな歩き方になって予期せぬところに負担がかかります。
【内股で外反母趾】
外反母趾も内股が最大級の要因。履物はほぼ関係ありません。地面を蹴りたい母趾が地面を探して形を変えるのですよ。
【内股で冷え性】
内股にするだけで下半身の筋肉は半分近くお休みできます。つまりそれだけ代謝が下がって循環も悪くなるわけで、余計な水分が脚にたまってむくんだり冷えたりします。
【内股で首肩コリ・頭痛】
骨格筋の7割は下半身にある。内股にするとその半分近くが休むので、当然上半身の血行も大きく阻害されます。脚をほぐすだけで肩こりが楽になる人はわりと沢山いるのです。
【内股でデブる】
ここまで何度も書いているように、内股にするだけで使える筋肉が減り代謝が下がる。つまり太りやすく痩せにくくなります。
内股をやめて世界基準の姿勢を!
全てのモノ・コトにメリット・デメリットがありますから内股にもメリットはあります。
- 使う筋肉を減らせる
- 代謝を下げられる
これが内股のメリットですが、アナタの環境で活かせるメリットかどうか、1度よく考えた方が良いです。
使わない筋肉は当然弱って垂れ下がります。
今わざわざ弱々しさを演じなくても、年取って実際に弱くなれば勝手に内股になります。若いうちからお爺さんお婆さんと同じ姿勢で弱さをアピールするのが内股。ココまで言われたら流石に止めたくなるでしょ?
逆に言えば、つま先を外に向けるだけで、強さと若さをアピール出来ます。それだけでちょっとしたエクササイズにもなる。「代謝を下げたい」という本能との凌ぎ合いなので案外簡単ではありませんけど、誰にでも出来るちょっとした違いだけで身体が変わるならやらない理由がないでしょう。
人生変えるのは【秘密の裏技】じゃなく、些細なことの積み重ねです!頑張りましょうー。
格好良いニューヨーカーのつま先はみんな外向き。写真左のオジサンみたいじゃなく颯爽と歩く女性になりたいなら、ヘタレ男子は無視して今すぐ内股を止め、つま先を外へ向けましょう。それだけで身体も人生も変わります。
本気で内股撲滅を掲げてYou Tube発信をしていたら、なななんと!トリガーポイントブロックの第一人者、石川県の整形外科医加茂先生がブログで取り上げてくださいました。恐れ多いけどありがとうございます!
内股撲滅動画、第6弾まであります。是非You Tubeで御覧ください。チャンネル登録もお忘れなく。
お考えに賛同します。
当方も以前から内股立ちや歩きに疑問、違和感を感じ、そして気持ち悪さを覚えていました。
コメントありがとうございます。内股撲滅に是非ご協力ください!